勝つ喜びよりも与える喜びで幸せになれる~3.29横浜上祐代表説法会レポート
横浜支部の会員さんによるレポートです。
2008年3月29日、横浜道場にて代表説法会が開催されました。いくつかの話題に触れたのですが、その中でも印象的だったのは、国際社会における慈悲の実践の重要性のお話です。
20世紀において、世界情勢は資本主義と共産主義に分かれましたが、現代ではそれぞれの長所を生かした「社会民主主義」という形態が欧州を中心に進んできています。自由と平等のバランスをとっていこうという動きです。
しかし各国についてはこのような進歩が見られるものの、国際社会においての自由と平等は、残念ながらアンバランスと言わざるを得ません。
現在、先進国が必要以上に貪っているために、地球上に飢えに苦しむ人々の世界が形成されています。一方、必要以上に貪っている先進国はというと、精神的な歪みが生じてきています。
先進国は競争社会、つまり勝つことに喜びを見出す世界です。これは、分かち合う、慈悲による幸福とは逆のベクトルと言うことができます。
実際には、勝っている裏には負けた者の苦しみが存在するわけですが、そういう暗部は知らず知らずのうちに見ないようにしているものです。
与える喜び、慈悲の喜びとは逆の、他を苦しめて得る喜びを経験し続けていると、精神的に不安定になってきます。勝ったとしてもそれで満足するということはなく、次々と快楽を求め続けるという状況です。これは、精神的な餓鬼ということもできるでしょう。
仏教には煩悩破壊、利他の精神といった思想があるのですが、競争社会という構図そのものを変えていくには、勝つ喜びよりも与える喜び、利他の実践による喜びのほうがみんなが幸せになれるんだという思想が広まらないことには、根本的に変えていくのは難しいかもしれないということでした。
私も、仏教的な教えや考え方が広まって個々人の精神レベルが向上していくことによって、国際社会でのバランスが少しずつでも改善されていってほしいと願わずにはいられません。
そして毎回感じることですが、代表のお話は理路整然としていて、宗教というよりはまるで心理学や哲学のようです。
今回は、最近の話題や社会情勢に絡めて法則のお話を伺うことができました。また、説法の後には一緒に修行をしてくださり、大変有意義な時間を過ごすことができました。
次回の説法会も楽しみです。






