7月12日 大阪支部説法会レポート ~根本煩悩(貪り・怒り・無智)の生じるしくみと、その乗り越え方~

7月12日、大阪支部で上祐氏の説法会が行われました。大阪道場での説法会は、土地柄か、いつも活気があふれる会となるのですが、今回は今まで以上に熱のある説法会となりました。

その模様を、会員の方がレポートしてくださいましたので、ご紹介します。

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●怒りが生じるしくみ

7月12日の大阪支部説法会では貪り・怒り・無智という仏教において三毒と言われる根本的な煩悩の生じるしくみと、その乗り越え方についての詳細な説法が行われました。

他人に対していつも怒りを抱いていたり、嫌悪を抱いていたりすると、そういった心の働きで他人を見るので、「他人も自分を怒っているのではないか、嫌っているのではないか」と思い込む傾向が強くなり、その結果、必要のない不安、強迫観念が少しずつ、少しずつ強くなっていくのだと。また、他を許せない人は、自分も許せないようになる。つまり、他への攻撃は自分への攻撃となるということです。

その他、他人の悪業に対する怒りも、本来ならはその悪業を犯す人は悪果を受ける訳だから、それをよく理解していれば、哀れみの念が浮かぶべきであるし、よくよく考えてみると他人の犯す悪業は、自分の中にもあるものであり、その要素が自分の中にもあるということに気がつくと、自己嫌悪に陥る原因ともなります。
このような感じでいろいろなパターンの怒りについて説かれました。

 

 


●貪りの弊害 

次は、貪りについてのお話でした。

貪りが強い人は、その願望の多さゆえに、適わない願望が多くなり、「神様に願っても、神様は何も叶えてくれない」という経験が多くなり、結果、神仏を信じなくなる傾向にある。

一方、貪りが少ない人は、そういう経験は少なく、そういった願望を捨てた人は自分が生きていく上で、幾つかの手助けがあったことを感じとり、そこに神仏の存在を感じるようになるのだと。

また、単純に願望が叶わないのは自分が神様になったつもりで考えると。その理由が分かるようになるということです。
例えば、定員500人の大学に1000人の人が応募し、それらの人すべてが観音菩薩に願ったとしたらどうなるだろうかと。どう考えても、観音菩薩が1000人の人すべてを合格させることはできない。では、どうするか。
観音菩薩の願いはすべての人の幸せだから、「誰がその学問を使って他の為に使うようになるだろうか?」と考えるのではないだろうか。そして、そういう人を合格させたいと思うのではないだろうかという例え話がなされました。

この例え話には、多くの会員さんが納得されていました。


●無智を越えていくには

次は無智についてのお話です。
無智の意味とは、「知識がない」ということではなく、「お釈迦様の説いた宇宙の道理・法則を理解していない」ということであると。

では、法則を理解しているとはどういうことかというと、例えばその代表的なのは、縁起の法と言われるもので、「自分と他が別々のものである」と思っているが、よくよく考えてみると、すべては繋がっているのであると。

また、そういった縁起の法を信じるということはどういうことかということについて、今回は別の視点からお話がありました。

それは、すべての人には仏陀になる可能性、つまり仏性というものがあるという視点です。
それは、他人を本質的に信じる、本当の意味で信じるということであると。

で、本当の意味で信じるというのはどういうことかというと、すべての人々は、今は悪い事をしていたり、良いことをしていたり、怒ったり、貪ったり、仏法を信じてなかったりするけども、いろんな経験で苦しみながら、いろんな失敗をしながら、最終的には大いなる成功、仏陀の境地に至るのであると。

こういうことを理解できると、すべての人を前向きに受け入れることができ、すべての人を愛することができるのだと。つまり、四無量心を得た状態となるということでした。

しかし、それを得るのはとても大変で、どんな人でも、必ず人はいつか変わるのだということを強く強く信じる意思と忍耐力が必要だ、ということが強調されました。

そして、仏教では、これら3つの根本的な心の働き(貪り・怒り・無智)から解放されたならば、悟りに至るとされているのです。

一見、基本的な教えでありながら、そこから非常に深く掘り下げたお話で、根本煩悩の生じるしくみについて、よくわかるものでした。

その後、六加行法(チベット仏教の入門的修行)の追加として、毘盧遮那(びるしゃな)の七法という座法の説明、数息観という呼吸法のやり方の説明と実践、ヴァジュラサットヴァの百字真言の音のみの伝授が行われました。

 そして、最後にみなで七支分の詩章の音読が行われ、心を込めて唱和し、説法会は終了となりました。

今月の説法会も得ることの多い説法会でした。 来月はどんな法則が説かれるか楽しみです。

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(来月の大阪支部の説法会は、8/8(土)~9(日)の、夏のセミナー中に行われる予定です。)

 

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