日記

聖地巡礼日記5 鹿島神宮
(2007年07月18日)

今回は、7月11日に訪れた茨城県の鹿島神宮をご紹介します。
鹿島神宮は、タケミカヅチノミコトを祀り、大和政権の初期に建立された、非常に古い伝統を誇る神社です。昔は、神宮と呼ばれる神社は、鹿島神宮と伊勢神宮を含めて、三社しかない時代もありました。

さて、この参拝直前の朝、鹿島神宮の参拝と連動してか、波乱含みを思わせる現象が起こりました。

まず、私たちの車のうち、2台の車のタイヤがパンクして、予定時刻に出発ができません。さらに、天気も雨模様で、雷雨の予報まで出て、行くべきかどうか、さらに迷いが生じます。同時に、訪問するメンバーの中で、とあることから怒り・嫌悪の感情の問題を話し合う必要が生じました(人は皆、発展途上ですから)。

その中で私は、何となくですが、「鹿島神宮は、怒りを静める聖なる水の神様だと思う」などと皆に言って、訪問の意味を話しました。そして、多少雨にうたれるのも、ある意味で禊ぎのような浄化になるのでいいだろうと思い、2時間ほど予定より遅れて出発となりました。

現地に着くと、心配された雨は小降りで何とかなり、現地を案内してくれる親切なガイドさんに導かれて、鹿島神宮の各寺社施設を参拝しました。
















本殿は、ほぼ同じ時期の建築のため、日光の東照宮と非常に似ています。徳川政権の保護された神社ですね。
















また、素晴らしいのは、神社を包むような大きな森で、原生林として保護されているのですが、小雨のお蔭で、いっそう浄化されて、霊気が漂っていました。参道に沿って、前後だけでなく、左右にも広く広がり、奥行き・幅とも深みがあります。
















そして、一番印象に残ったのが、霊水があり、禊ぎ(みそぎ)の場となっている、御手洗池(みたらしいけ)と呼ばれるところでした。霊水とされる水に触れると、確かに神聖なエネルギーを感じました。私以外にも、多くの人が特別な印象を受けたようでした。
















そこにあるお店で一休みし、麦茶をいただきましたが、そのお茶がまた非常に美味しく、もしかすると、その霊水で出来ているのかなと思ったのですが、後から、神社に関する書籍を調べていると、やはりそうだったことがわかりました。

また、飲んでいる間に、あまり大きくはなかったのですが、ゴロゴロと雷の音も聞こえてきました。雷は、天気予報にもありましたが、よく考えると、タケミカヅキノミコトとは、雷の神様であり、豪雨と共にご登場いただくのは困りますが、降ったりやんだりの小雨の中で、ご登場いただいたのは、とてもありがたいことでした。
















そして、これは、後から調べたことですが、この雷の神様を祀るようになった背景としては、古代において、火山の活動・爆発が激しい時期に、それを静めてくれたのが雷をともなった雨であったからではないかという学説があることを知り、朝にふと「この神様は、怒りを静める水の神様ではないか」と考えたことを思い出しました。

私たちは、怒りの炎などと言い、怒りを火と関連づけますが、その火を消すのが水ですね。また仏教では、アクショーブヤ仏(日本ではアクシュ如来)という仏陀がいますが、この仏は、水に関係する仏とされており、別名を不瞋恚仏(怒りを滅した仏)とも言います。

さて、その後私たちは、鹿島神宮とセットで「東国三社」と言われる、近くの香取神宮や、息栖神社も合わせて参拝しました。息栖神社には、日本三大霊水と言われる場所もあって、水と縁の深い日となりました。















香取神宮















息栖神社

そして、皆が、東京に帰ったのは、夜の7時頃となりましたが、その頃には、美しい虹が出ているのを見た人もいて、波乱含みでスタートした一日も、ハッピーエンドとなりました。

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