日記

聖地巡礼日記7 日光とひかりの輪
(2007年07月20日)

さて、今回からは、シリーズで、「日光」をご紹介をしたいと思います。
なぜ、シリーズでご紹介かというと、私個人、そして、ひかりの輪にとっては、この日光は、様々な意味で、非常に縁のある特別な聖地だからです。

よって、多少なりとも、我田引水的な、というか、パーソナルな聖地紹介となってしまう面もありますが、この日記は、結局は、私の日記ですから、それはしょうがないだろうと思っていただければ幸いです。

さて、第一回は、当然の如く、日光で、最も有名な日光東照宮となります。徳川幕府は、徳川家康の死後、彼を東照大権現という名の神として祀ったのが、東照宮です。

その後、3代将軍家光の時、幕府の財力を結集して、「日光を見るまでは結構と言うな」という言葉が生まれるほどに、豪華絢爛な寺社となりました。特に陽明門を初めとする彫刻・装飾は有名ですね。
















それ以来、現代においても、修学旅行を含め、観光地として栄えていますが、私は、子供の時に日光に行く機会はなく、初めて訪れたのが、2003年でした。そして、今年も、6月から7月までに、3回も日光を訪れています。 ただし、観光地としてではなく、聖地としての東照宮となると、観光客でにぎわう、陽明門や本殿ではなくて、奥の院ではないかと私は思います。

奥の院は、本殿の所から、森の中の階段をしばらく上がった所にありますが、徳川家康の遺骨を納めている場所です。中心に、遺骨を納める、仏教で言う石塔(ストゥーパ)があり、その周りが囲まれた形になっています。
















場所も奥まったところにあり、全体の造りや装飾もシンプルであり、きらびやかな陽明門とは対称的で、静けさと重みのある、神聖な雰囲気の場所だと思いました。

さて、2003年に初めて訪問した私は、その後、しばらくして、非常に不思議なことを発見しました。 それは、関東地方の地図を見ていた時のことですが、私は、ふと、日光と私の住む世田谷烏山(ひかりの輪の本部道場)が、ちょうどの南北の位置関係にあるのでは、と感じたのです。地図ソフトで、日光と世田谷烏山の経度を正確に調べてみると、果たして、正に南北の位置関係にありました。

自分たちの住むマンションをまっすぐ北に行くと、日光で一番有名な日光東照宮(徳川家康を祭り、陽明門などで有名)の部分に当たり、そして、私の住む3LDKの部屋をまっすぐ北に行くと、東照宮で最も重要な奥の院(家康の墓)にあたります。地図ソフトの精度にもよりますが、10メートルも横にずれていないと思います。

そして、更に偶然にも、家康の遺言として、「自分が死んだら、日光に祀るように。日光から南方(の江戸を)守護する」というものがあって、そのため、家康が日光に祀られたことが分かりました。

偶然とはいえ、東照大権現様に守護していただければ、ありがたいことです。以前から、この発見以降、相当な家康ファン、となりました(家康を崇拝・信仰していませんので、ご心配なく)。
















なお、家康は、神道の神であると共に、(万病を癒す)薬師如来とも一体、とされています。日本独自の神仏習合の考え方(神道の神と仏教の仏が一体である)で、家康が、戦国の世を終結させ、長期の平安の世を作った、という解釈に基づきますが、この解釈が正しいかは別にして、東照宮は、薬師如来も祀っています。
















さて、今回は、日光と言えば、徳川家康を祀る東照宮が余りにも有名であり、ひかりの輪の本部との地理関係もあり、このような内容となりましたが、聖地としての日光をご紹介するとなれば、もっと重要な場所があります。 実際に、日光は、東照宮の出来た徳川時代よりずっと以前から、確かに重要な聖地でした。

まず、日本古代の伝統文化の流れに沿って、自然信仰、神道の信仰が生まれ、近くにある男体山を聖山・ご神体とし、大国主命などが信仰されました。


















そして、その後、仏教の信仰が入り、その立役者が、勝道上人であり、日光を訪れて、そこに観音菩薩を感得し、日光を開山した、とされています。日光は、昔は、二荒(にこう)と書き、二荒は、元は「ふたら」と読まれていて、これは、華厳経に説かれる観音菩薩の浄土の名前(=ふたらく、ぽたら、などと呼ぶ)に由来します。

勝道上人の後に、真言宗開祖の空海や、天台宗の円仁が来訪し、真言宗と天台宗の二大密教の聖地とされました。二荒に日光という字を当てたのは空海である、と言う説がありますが、円仁の影響で、仏教的には、天台宗の影響が日光では強くなっています。

次回以降は、この日光の重層的な信仰と、それにまつわる聖地と美しい自然をご紹介したいと思います。

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