日記

聖地巡礼日記12 天川と弁財天社
(2007年08月02日)

今回は、奈良の天川を御紹介します。

天川は、著名な聖地・行場である、高野山、熊野山、吉野山といった紀伊三山のちょうど中間にあります。
美しい川と森林に囲まれ、多くの川の水源となっており、古来から秘境的な聖地とされてきました。 名の通り、天川という美しい川がありますが、ここには、有名な天川弁財天社があります。天川弁財天社は、弁財天を祀る日本の寺社の筆頭です。


弁財天は、ご存じのように、音楽・芸能の神、そして、水の神様と言われ、その源は、インドのサラスヴァティという神様です。

音楽に詳しい方は、現代でも、この天川弁財天社が、多くのミュージシャンに愛されている、世界的な音楽のメッカであり、世界的な活動で有名な柿坂神酒之祐氏が宮司を努め、日本のヒーリングミュージックの草分け的な存在である宮下富実夫氏や、最近では、岡野弘幹氏などが育ったことをご存じかも知れません。 その美しい本殿は、同時に、コンサートや能の舞台にもなる、とてもユニークなものです。














私にとっても、天川と天川弁財天社は、非常に重要な聖地です。
最初に注目したきっかけは、その響きの良い名前でした。 天川(てんかわ)、それは、天の川(あまのがわ)とも呼びます。天の川だから、銀河=宇宙のことでもあります。 そして、昨年の夏に始めて、友人と共に訪問して以来、その度に、天川の美しい水やその関係者の方の暖かい人柄に触れることができ、それは、旧団体を反省し独立する上での大きな励ましとなりました。

最近では、年に一回の大祭が行われる7月16日から17日にかけて、天川に行ってきましたが、その際、私たちは、エメラルド色の美しい川の川辺にあるバンガローに泊まりました。
















そこでは、寝ていても、その川の神聖な波動が、何か伝わってくるような感じがしました。そして、未だ水は冷たいのですが、禊ぎの意味も兼ねて、沐浴をしてみましたが、心身が浄化された感じで、非常に気持ちの良いものでした。


この天川は、現在国連に登録された、世界遺産であるだけでなく、日本人にとって、非常に重要な場所です。 というのは、そもそも、ここが、日本という国の名前の発祥地である、とされているからです。











日本という名の源は、日の本(ひのもと)ですが、この地で、天皇が、その名前を神から授かった、という有力な説があります。 それだけでなく、正式に、国名を日本と定め、国の元首を天皇と呼ぶことを定めたのは、天武天皇である、とされていますが、この天武天皇が、戦に勝利して、自分の政権を作る前に、この天川の弁財天に勝利を祈願し、音楽を奉納した、とされています。
















こうして、日本や天皇といった、私たちの国体や文化の中核に関する言葉が、この天川に深く関わっているのです。 昔は人が住むことがなかった、とも言われる、紀伊三山の中間にある、秘境的な聖地でありながら、同時に、日本や世界の文化に関わる、とても不思議な場所ですね。

次回は、この天川に関連して、もう少しお話ししたいと思います。

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