自己成長のセラピー講座

2.トランス・パーソナル心理学とは?

                                                                   山口雅彦



この講座の背景となっている心理学は、トランス・パーソナル心理学という心理学です。 
トランス・パーソナルとはどういう意味かといいますと、「トランス」とは「超える」、「パーソナル」は「個」という意味です。 

 ですから、トランス・パーソナル心理学を単純に訳すと「超個心理学」「個を超える心理学」となります。
この場合「個」というのは「個人」「自我」と考えていただいたらいいと思います。
そうすると「自我を超える心理学」ということになります。

  「超える」とはどういうことか説明しますと、二つありまして、一つは水平方向です。
これは、横へ の広がり、人と人との連帯・つながりということです。

  もう一つは垂直方向で自分の内面に深く入り込んでいって、「自我」を超えた意識状態を体験するとい うことです。
言葉の表現上、水平と垂直と分けて話していますが、結局は同じことであるとわかります。
  自分という 枠を壊せば、意識は全体に拡がっていくわけですから、水平にも垂直にも拡がるということになります。

 

●トランス・パーソナル心理学の成立過程

   トランス・パーソナル心理学の成立過程を見ていくことで、トランス・パーソナル心理学がどういうもの なのかわかってくると思いますから、簡単にその成立過程を見ていくことにしましょう。

  トランス・パーソナル心理学は、1960年代の後半にアメリカで成立しました。
20世紀になって大きく発展してきた心理学は、四つの大きな流れがあります。
  その中でトランス・パーソナル心理学は第四の勢力と言われ、心理学の大きな潮流の中で最も新しい心理学の流れです。

  第一の勢力は、フロイトの精神分析です。
  ご存知の方も多いと思いますが、フロイトは無意識の発見者といわれ、その功績は高く評価されています。 現代の心理療法のはじまりを創ったのはフロイトといってもいいでしょう。

  フロイトは、神経症の原因が本 人も気づかない無意識の中に隠されていることをつきとめました。無意識にある原因に気づいていくことに よって、神経症が治っていくと唱えました。

  その主な方法は、夢を分析することによって、無意識の領域にア プローチすることです。フロイトは、人間の病んだ心の部分に焦点をあてていて、無意識というものをガラクタの集まりととらえ ていました。
  ただ、何でも性的なものに還元してしまうので、そのことに抵抗を示す人たちもいます。
その後、多くの弟子たちが、彼の理論を発展させて現在にいたっています。

                                                                                                           続く 

<<< 前へ【1.講座の名前について】

次へ【3.トランス・パーソナル心理学の成立過程2】 >>>

一般の方のために
ポータルサイト
総合入口ができました。こちらからどうぞ。
動画コーナー
ネット生中継
二十歳からの20年間
3月1日、全国書店で発売中。
ひかりの輪 ネット道場
どなたでも、道場でご提供している教えや修行法を、ネットを通じてご自宅から学んでいただけます。
「ひかりの輪」代表 上祐史浩オフィシャルサイト