【日光レポート5】10月10日 中善寺での龍雲、華厳の滝の虹
◆中禅寺
次に、中禅寺湖の北岸にある二荒山神社中宮祠から東に向かい、中禅寺をお参りしました。
雨上がりに、男体山が山頂まで綺麗に見えました。お寺の紅葉は始まったばかりで薄く色づいていました。
( 中善寺 )
( 男体山 )
この中禅寺は、日光の開祖・勝道上人が、苦節17年を経て男体山山頂をきわめた後、建立し、修行の場としたのが創始と伝えられています。
ここには、勝道上人が湖で感得した、湖の中から出現した金色の千手観音の姿を彫ったと伝わる立木観音が祀られています(千手観音は男体山の本地仏。神道では大国主命)。
( 立木観音堂 )
この立木観音には伝説が残されています。
創建当時、二荒山神社中宮祠近辺にあった中禅寺に祀られていたところ、明治の大津波で中禅寺湖に沈んでしまい絶望的となったことがありました。
しかし、立木観音は奇跡的に現在の地に浮き上がったので、「この地が観音さまのいらっしゃりたい場所なのだろう」ということで、中禅寺とともに現在の地に移されることとなったそうなのです。
もう一つ珍しいことには、この仏像は、根がついたままの立木の状態で彫られていて、実際に立木観音は根の付いた状態で地面に埋められています。
このように根が付いたまま仏像が彫られて埋められて祀られているのは、会津を巡礼したときに恵隆寺で拝観した「立木観音」以外、見たことがありません。
拝観していると、木の中に仏が現れたかのような気持ちになります。
千手観音は千の手を持ち、衆生を救済するといわれる観音さまの中でもとりわけ慈悲深い観音さまですが、とてもお優しい顔をしていました。
また、勝道上人が開山のとき、大黒天が上人を助けるために中禅寺湖に姿を現したという伝説も残されていますが、その「波之利大黒」(波のり、と書いて「はしり」と読む)も祀られていました。
ここでもUSTREAMでライブ中継を行いました。
【動画】2010/10/10中禅寺 http://www.ustream.tv/recorded/10119425
( ライブ中継風景 )
参拝を終えて湖畔でお弁当を食べていると、9時頃には少し晴れ間が出て、男体山には、山を横切るような長い雲がとても美しくかかっていたのが印象的でした。
まるで龍のようにぐるっと男体山を囲んでいます。
このような細長い雲は、形が龍と似ているので、「龍雲」とも言われることがありまが、実際、雲が雨を降らすので、雨を降らす神と龍を一体視するのは自然なことなのでしょう。
参加者の中には、実際に雲が龍に見えた人もいたそうです。
( 男体山と龍雲 )
【動画】中禅寺から見た男体山の龍雲などの風景
http://www.ustream.tv/recorded/10119874
◆華厳の滝
9時半頃に行った華厳の滝では、ちょうど強い日差しを受けて虹がかかり、皆その美しい景色に大喜びでした。
( 華厳の滝 )
( 華厳の滝 右下に虹 )
華厳の滝の「華厳」は、「華厳経」という経典が由来しています。
すべてのものが密接不可分に交流し一体であるという縁起の法の究極の教え。
【動画】華厳の滝と虹(と、喜びの声)
http://www.ustream.tv/recorded/10103549
雨の予報が一転、男体山を遙拝でき、晴れ間も出て、龍雲や虹を見ることができるまでのお天気になってきました。
次は、いよいよ、本日の一番の秘境スポットである千手が浜へ向かいます。
(2010年10月10日 実施)






