聖地巡礼
ひかりの輪で訪れた各聖地のご紹介や、聖地巡礼修行をご紹介しています

2009年4月 鎌倉・千葉/善光寺・戸隠・諏訪

【4月18日 千葉レポート】鋸山・日本寺

●鋸山日本寺--日本一大きな大仏

この日の最後は、鎌倉からアクアラインを通って、房総半島にある鋸山(のこぎりやま)・日本寺を訪れました。ひかりの輪には、千葉県に道場があるのにもかかわらず、これまであまり千葉県の聖地を巡礼する機会はなかったので、このたび巡礼の運びとなりました。

ここは、山全体が日本寺というお寺の境内となっているところです。725年、聖武天皇の詔勅と光明皇后のおことばを受けて、関東最古の勅願所として、行基菩薩によって開山されました。
鋸山は、遠くから見ると、山頂がぎざぎざになっていて、のこぎりのように見える山で、少し戸隠山と似ています。


鋸山山容 遠くから見た鋸山の写真

はじめは法相宗のお寺だったそうなのですが、歴史の中で、天台宗、真言宗と変わり、江戸時代初期には曹洞禅宗となって今に至ります。

かつてはもっと大規模な寺院だったそうで、慈覚大師(円仁)や弘法大師(空海)も訪れて修行したといわれる古くからの修行場でもあります。

参道を進んでいくと、たいへん大きな石仏がありました。これは、高さ31メートルの日本最大の薬師瑠璃光如来像です。




日本最大の、薬師瑠璃光如来


江戸時代に3年を費やして彫刻・完成した大仏で、昭和44年に腐敗復元工事が行われ、現在の姿に再現されたそうです。

まずは、みなでお香や薬師如来の真言を捧げ、薬師如来に向かって、すべての衆生の幸福、病で苦しむ人の治癒を祈願しました。

大仏の手前には、インド政府から贈られたブッダガヤの聖菩提樹の分木が植えられていました(なお、日本寺にはビルマ政府から仏舎利も贈呈されている)

その後、参道を、山頂に向かって登っていきました。かなり急な階段が何カ所もあるので、ゆっくりと登っていきました。



山の中腹には、さまざまな場所に石仏が祀られていましたが、これは「東海千五百羅漢」といいい、江戸時代に、寺の曹洞第九世の発願により、上総の名工が門弟27名とともに、生涯をかけて1553体の石仏を刻み、全山に安置したものです。
この羅漢像は、明治維新の廃仏毀釈の中で破壊され、荒廃してきた歴史を持ち、ぼろぼろの像や壊れた像などもあちこちに転がっていました。


弘法大師護摩窟


この日本寺は、その大規模さから、世界第一の羅漢道場として知られています。たくさんの羅漢像が、それぞれの個性の表情をして座っている修行している姿が印象的で、それらの羅漢像や、石仏を参拝しながら山を登っていきました。


不動明王の祀られる滝がありました。


不動滝


維摩窟


日牌堂(にっぱいどう)


百躰観音


約1時間かけて登ると、展望台に到着です。右手には浦賀水道の美しい海が広がり、左手には、「地獄のぞき」という断崖絶壁から突き出た岩がありました。この岩の先端まで行くことができ、足もすくむようなところから、下をのぞくことができます。


地獄のぞき


そこを少し進むと、山頂間近には、岩壁に直接掘られた、巨大な百尺観音がありました。これは、6年の歳月をかけて昭和41年に完成した、高さ約30メートルもの観音菩薩像で、戦没者と交通事故の犠牲者の供養のために造られたものです。わたしたちもここでしばらくの間、観音菩薩の真言を唱えながら、めいめいで瞑想を行いました。


百尺観音


ゆるやかな階段をさらに上っていくと、ようやく、鋸山山頂に到着です。山頂には、たいへんすばらしい360度の眺望が広がり、東京湾や南房総や相模湾などが見渡せました。天気のよい日は富士山や筑波山や秩父など、十の州が見渡せるため、「十州一覧台」と名付けられていました。
このような景色を眺めていると、自然と心は広がって、洗われていく気がします。


ここには、富士山の方面に向かい、小さな浅間神社がありましたので、みなで二礼二拍手一拝で参拝させていただきました。


山頂でしばらくすごした後、山を降りていきました。途中、脇に泉の湧く、石仏の広場で立ち止まり、弁財天の真言と、音楽と歌の演奏を捧げました。


泉が湧いていた


天候にも恵まれ、午後の時間をこの山で過ごすことができ、房総半島を後にしました。今夜は世田谷の本部道場に戻って早めに休み、いよいよ明日は、長野・善光寺の御開帳へと出発です。

 

 

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