聖地巡礼
ひかりの輪で訪れた各聖地のご紹介や、聖地巡礼修行をご紹介しています

2009年2月 京都・奈良聖地巡礼

【2月21日 京都レポート5】宇治川・宇治上神社・興聖寺

●宇治上神社--平等院の鎮守社として、頼通がもう一つの願いを託した社

平等院の参拝を終えたわたしたちは、宇治川へと歩いていきました。

宇治は、源氏物語の『宇治十帖』で有名な場所ですが、清らかな宇治川に山の緑が映える、文字通り風光明媚な地です。

琵琶湖から流れる豊かな宇治川が美しくきらめき、優しい雰囲気を醸し出していました。

   

 

橋を渡って、宇治上神社を参拝しました。宇治上神社は現存する日本最古(鎌倉時代)の神社建築として、世界遺産に登録されています。社殿は、仏徳山という山を背景としています。

 

  

鳥居をくぐると、「浄めの砂」という三角の砂が盛られていました。これは、古代より神の依代とされているものだそうで、上賀茂神社にも同じようなものがあるのを見たことがあります。

   

 

神社の起源は必ずしもはっきりしないそうなのですが、すぐ近くに宇治神社があり、明治維新前は両方を合わせて「宇治離宮明神」「八幡社」と呼ばれ、宇治神社を「下社・若宮」とするのに対して、宇治上神社は「上社・本宮」と呼ばれていたそうです。

平等院との関連では、鳳凰堂建立の8年後の1060年に、藤原頼通によって建立され、平等院の鎮守社とされたそうです。そして、頼道は、極楽浄土を平等院で、現世利益をこの神社で願ったといわれています。

   

 

  わたしたちもそれに習い、参拝し、めいめいで、すべての人々の幸福への祈願をなしました。

   

   

境内には湧き水が沸いていました。この湧き水は「桐原水」と呼ばれ、宇治七名水の一つとされ、現在、現存するものは、これのみとなっているそうです。


●興聖寺--宋から帰国した道元の最初の寺

次に、すぐ近くの宇治川に面した山の中腹にある興聖寺(こうしょうじ)へと向かいました。

  

   

ここは、今話題の映画『道元』にも出てくるお寺で、禅宗である曹洞宗の開祖・道元が1233年、中国からの帰国後、伏見・深草の極楽寺跡(現宝塔寺)に創建した興聖宝林禅寺を始まりとするものです。

その後、道元が越前(福井)の永平寺に移ってからは衰退し、応仁の乱の兵火で焼失しましたが、寛永10年(1633)に復興し、今日では興聖寺が曹洞宗の修行道場ともなっています。

 

 

 今回の巡礼のテーマの一つ「唯識」は、唯識瑜伽行派(ゆいしきゆがぎょうは)による教えであり、「瑜伽(ゆが)」という言葉通り、ヨーガ、瞑想、禅が根本としてあるものです。

この地では、その観点に基づいて、上祐代表からのお話がありました。

境内は、禅風の落ち着いた雰囲気で、それぞれ釈迦三尊像を祀る本堂を参拝させていただきました。

 

  

●宇治川のほとりでの儀式

宇治川のほとりを歩き、この日の終わりに、宇治川の中州で、祈願の儀式を行いました。
清らかな水と自然と歴史の豊かな宇治の真ん中で、すべての人々が苦悩から解放されることを願って、夕日に向かって、歌や演奏を捧げ、真言を唱え、この日の巡礼を終えました。

明日は、奈良巡礼です。

 

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