10月12日――鏡池、戸隠奥社と、コテージでの瞑想
戸隠の2日目は、早朝、「鏡池」を訪れました。鏡池は、戸隠の山容を水面に鏡のように鮮明に映し出すことで知られている池です。この日、ちょうど紅葉が真っ盛りの季節で、天候にも恵まれ、鏡池には、紅葉に染まる戸隠山が映し出され、たいへん美しい光景となっていました。
ここで上祐代表は、目の前に見える鏡池を題材に、縁起の法についてのお話をしました。とりわけ、眼前に広がっているように見える美しい光景も、実は認識の主体と結びついて意識に映じているものであって、主体と離れての客体はありえない、という仏教真理に基づくお話は、興味深いものでした。
その後、皆でしばらく鏡池を眺めながらの時を過ごしました。
●戸隠神社奥社を参拝
そして次に、戸隠奥社へと向かいました。紅葉に染まる奥社の杉の参道を歩いていき、最初は、昨日も訪れた宝篋印塔(ほうきょういんとう/仏塔の一種)が建てられている広場へと向かい、昨日と同じように、しばらくの間、祈りや音楽を捧げ、瞑想を行いました。
その後、杉並木をまっすぐ進み、奥社の拝殿を参拝しました。奥社の御祭神は、天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)で、神道の神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れた天岩戸(あまのいわど)をこじ開けた力持ちの神様です。
戸隠神社の社伝では、この天手力雄命が投げ飛ばした天岩戸が、現在の戸隠山であるとされていますが、その由来通り、戸隠山は立てた戸のように切り立った山です。なお、顕光寺の時代は、慈悲と救済の菩薩とされる、観音菩薩が祀られていました。
また、すぐ近くに、九頭龍社(くずりゅうしゃ)というものがあり、御祭神は、九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)。仏教が入る前からある、地主神として崇められています。この神は、水の神様なので、仏教上は、弁財天です。
毎朝、この九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)へは、生のお米ではなく、炊いたご飯が献げられるそうですが、その供物は毎日空っぽになっているため、九頭龍大神が召し上がっていると信じられています。
この戸隠奥社から望む戸隠山は、赤や黄色の紅葉に彩られ、目を見張るほどの美しさを放っていました。
●コテージでの教学と瞑想
午後からと、夜の2回、昨日と同じように、全国各本支部をネットでつないでの、上祐代表の、大乗仏教に関する解説と、質疑応答が行われました。夜には、日中美しかった鏡池の映像を中継しました。この中継で、全国の会員の方にも、戸隠セミナーの雰囲気を味わっていただくことができたようです。
夕方からは、しばらくの間、呼吸法やマントラ瞑想を行いました。霊気に満ちた戸隠山の静けさの中、そのプラーナと聖音法具の音に包まれながらの呼吸法や瞑想は、心身に大変よい効果をもたらし、皆さん、心が静まり、よい瞑想ができたようでした。
●コテージが道場に
コテージには、代表により丁寧にお祀りされた簡易祭壇が設けられていました。
正面には、釈迦牟尼のタンカがかけられ、龍の絵柄の入った布地の上に、仏陀の絵の描かれた小さな祭壇が置かれ、その前に、ネパールで調達された、巨大な空海ヴァジュラ、銀や水晶で作られた、さまざまな上質なヴァジュラ、純銀製のカルタリ、プルパ、水晶などが並べられ、四方には、十字金剛の結界が貼られました。
その脇には2つの大きな、弥勒菩薩半跏思惟像のご尊像、大聖パドマサンバヴァのタンカがかけられました。
これらのタンカや法具は、それ自体で、チベット仏教の儀礼に使われる、神聖なものなので、これらを使ってお祀りしたことで、コテージが、まるでお寺のようになったようでした。
参加者の方にも、これらの法具や祭壇のある、このコテージでの瞑想はとてもしやすく、厳粛な気持ちになり、それまで波打っていた心が静まっていくのを覚えたと、喜んでいただけて、よかったです。
これらのさまざまな法具は、ひかりの輪では、ネパールに直接買い付けに行って、上質なものを入手して、希望される方にお分けしています。興味のおありの方は、こちらでご覧ください。
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2日目の夜は、これらの法具を使った、呼吸法や真言瞑想などをしばらく行い、落ち着いた時を過ごし、夜は更けていったのでした。
つづく






