2月4日 高野山・壇上伽藍をめぐる
雪の降る奥の院で何時間も瞑想したために、すっかり体が冷え切った私たちは、建物の中に入り暖をとりながら、御廟での瞑想経験について語り合いました。
体が温まると、車で少し移動して、高野山の中心的な伽藍が建ち並ぶ地域(壇上伽藍)へと向かいました。
●御影堂(みえどう)
その中にある御影堂に、はじめにお参りしました。
ここは、空海の御影(肖像画のこと)がお祀りされているので、この名があります。もともとは空海の持仏堂だったことから、最も尊厳を尊ぶ御堂とされています。
この場からもとりわけ強い波動を感じると、代表や多くのスタッフが話していました。
私たちはここで、法具のガンター(金剛鈴)を静かに打ち鳴らしながら、しばし瞑想しました。
●金堂(別名 薬師堂)
御影堂の次に、その隣にある金堂の中に入って、参拝しました。
ここは、高野山全体の総本堂にあたり、薬師如来像が祀られています。
薬師如来は、身体の病だけでなく、心の病や社会の病も癒してくださる仏様とされています。最近は、ひかりの輪も、薬師如来との関わりが強くなってきていますので、スタッフ皆が、それぞれ思いを込めて手を合わせました。
●三鈷(さんこ)の松
その御影堂の前は「三鈷の松」が枝を張っていました。
この松は、高野山開創の伝説に由来するもので、空海が唐から帰国する際、密教流布の地を選ぼうと唐の国から両端が三つに分かれた金銅の法具「三鈷杵(しょ)」を投げたところ、高野山のこの地のこの松に届いたと伝えられています。
そういえば、空海が修行していた天川の洞川にも、同じような伝説がありました。
真ん中が三鈷の松
●根本大塔
さらに、真言密教の根本道場として創設された根本大塔にお参りしました。
御堂の中には、中心に大日如来、その周囲に諸仏・諸菩薩が配置され、マンダラが立体的にあらわされています。
大日如来をはじめとする諸々の仏像や仏画は、荘厳かつ圧倒的な迫力で、密教の世界観を感覚的に理解させてくれます。
私たちはここでもしばらくの間、香を捧げ、座に坐り、瞑想をしました。
●山王院
壇上伽藍の西端には、赤い鳥居の神社がありました。お寺の境内に神社とは珍しく思い、参拝することにしました。
近づくと、「山王院」とあります。地主の神を「山の神」と信じることからこの名が生まれたそうで、空海が高野山の開創にあたり、仏教の諸尊と日本在来の神祇との融和を重んじ、高野山の地主神として丹生明神と高野明神(狩場明神)を勧請されたとされています。
空海以後今日に至るまで、高野山の僧侶はこの両明神を厚く尊崇してきたということでした。
●再び御廟へ
そして伽藍地区をほぼ一巡してお参りした私たちは、日が沈むまでもう一度奥の院の御廟へ行って瞑想を深めようということになり、再び車に乗り込み奥の院へと向かいました。(つづく)






