奈良の都めぐり(水野)
11月末(2009年)から、内輪のことではありますが、いろいろな事が重なり合ってしまい、書きかけの下書きのままあっという間に6日が過ぎてしまいました。
とうがたってしまいましたが、少しご報告を。
11月30日に、2月の聖地巡礼の候補地である、奈良の下見に行ってまいりました。
この日は吉野・桜本坊での天武天皇ご神像の一般公開の最後だったため、まず桜本坊にお参りしました。私は個人的にご住職や奥様に縁を感じていましたので、久しぶりにお会いでき、お話も伺えてたいへん嬉しく感じました。
※まだ紅葉美しい吉野と桜本坊
このご神像は、皆が待望したもので、世界平和と人々の幸福祈願を世界に発信するために彫られたそうです。著名な仏師が彫られたもので、たいへん美しいものでした。ご神像は秘仏扱いのため年に一度一般公開される予定です。
つづいて飛鳥浄御原宮跡周辺。中大兄皇子が日本初の水時計を作った水落遺跡と浄御原宮跡です。
飛鳥浄御原宮とは、壬申の乱に勝利した大海人皇子(後の天武天皇)が飛鳥に帰り、新たにつくった皇居跡のことです。
ここは見晴らしが良く、大和三山の香具山なども良く見えます。ここで供物を捧げた儀式を行いました。
そして、日本初の条坊制をしいた本格的な都・藤原京の跡。ここには都の中心であった大極殿・朝堂院跡が残っています。そのすぐそばは発掘調査中で、当時、物資を運ぶために運河が掘られていたことなどがわかっています。珍しそうに眺めていたら、調査員の女性が丁寧に説明してくださいました。
※林のように見えるのが大極殿跡
この藤原京は天武天皇が計画し、皇后の持統天皇が完成させた都で東西約5.3㎞、南北約4.8㎞という広大なものであったことがわかっています。
「春過ぎて夏来るらし白妙の 衣干したり天の香久山」という持統天皇の歌はこの都で詠まれたといわれています。
※藤原宮跡からの香具山
16年の藤原京の後の都が平城京で、その跡地に、先日もご紹介した朱雀門や大極殿が復元されています。710年の遷都ですから、来年で遷都1300年を迎えるわけで、それにちなむ催しがいろいろと行われるようです。
遷都君というキャラクターがかわいくない?とかいう意見もあるようですが・・。
天武天皇にゆかりの地を訪れて時代順に遷都を追っていくようなかたちになりました。
持統天皇の持統とは、統一を維持するという意味で、動乱の世を収め、平和を願う心が表れた命名なのかな、とはるか昔に思いを馳せました。
※朱雀門上空に麒麟のような雲(麒麟は天下泰平の時にしか現れないといわれています)






