密教と法具
ひかりの輪で活用している仏教法具やヒーリングをご紹介します

ひかりの輪の仏教法具のご紹介

1.金剛杵と金剛鈴

金剛杵(ヴァジュラ、チベット語ではドルジェ)

 

      金剛杵は仏陀の智慧や菩提心(仏陀の悟りの心)を象徴する。その意味で、単純に仏陀の心の象徴ともできる。ヒーリングに、この金剛杵が用いられる。仏陀の智慧・慈悲の心、エネルギーのヒーリング作用が、この法具に感じられる。

   この法具のエネルギーについていえば、金剛杵の両側の突端からエネルギーが出ているといわれるが、ひかりの輪の修行者の多くがそれを体験している。定印を組んで、右手の上に金剛杵を横に寝かせて包むように持ち、両掌中央のつぼの部分に金剛杵の両突端が当たるようにすると(金剛定印)、金剛杵のエネルギーが、両手・両腕を通って身体に入っていき、心身が浄化される。

  日本では金剛杵だが、サンスクリット語では、vajra(ヴァジュラ)、チベット語ではドルジェという。日本でも、密教寺院にはよく祭られており、また、さまざまな仏像、修験道の本尊・金剛蔵王権現、そして、弘法大師空海の御尊像にもこの金剛杵が握られている。

   弘法大師・空海は金剛杵と縁が深く、有名な伝説がある。それは、大師が中国に留学中に、日本に向かって金剛杵を投げたところ、それが後に大師が真言宗の総本山とする高野山に落ちたというものだ。また、大師の宗教名も遍照金剛という。

 密教の法具を日本で最初に本格的に導入したのは、弘法大師空海だ。

その高野山の弘法大師の御廟は、非常に明るく神聖に感じられる空間だった。

そして、そこで、上祐代表が手の平の上に、弘法大師ゆかりの法具(金剛杵)を置いて瞑想していた時に、何かのエネルギーが法具から腕を通して入って来て、 その後、法具がひとりでに震動を始めた(ように感じる)体験をするということがあった。

錯覚かもしれないが、こうした体験が、日本人が広く弘法大師 を信仰する歴史が出来た原因かもしれない。

   なお、密教の男性原理・女性原理においては、男性原理がこの金剛杵、女性原理が次の金剛鈴であり、それぞれ、仏陀の方便と智慧を象徴するとされ、二つがセットで用いられる。通例、右手に金剛杵、左手に金剛鈴である。


※参考文献

 金剛杵(こんごうしょ)
言語は(インドラの下す)雷電の意。それを一般化した意味では、堅固なもの、力の強いもの表わすが、特にインドラ神(帝釈天)などが持つ古代インドの武器をさす。鉄、銅などの金属製が主で、中央に把手があり、両端が尖ったきっさきとなっている。この金剛杵の威力が密教では特に重視され、大日経・胎蔵曼荼羅、金剛頂経・金剛界曼荼羅に説く金剛部の思想に発展し、特に後者では、部族仏としての阿しゅく如来、その象徴である菩提心、五智の一つである大円鏡智などと密接に結びついてゆく。仏の智慧を表し、また、煩悩を打ち砕く菩提心の象徴として諸尊の持物となるほか、法具として用いられる。鈷の数により種別するが、通例は独鈷・三鈷・五鈷を用いることが多い。執金剛神・金剛童子・蔵王権現などが持物とする。
「手に金剛杵を取り、或いは猪の頭、或いは竜の頭、この様の怖ろしき形の類ひ若干(そこばく)有り」(今昔1-6)「諸仏の正覚は金剛杵にして、往古の菩薩は智法身なり」(唯一神道名法要集)」(岩波仏教辞典)

ヴァジュラ(金剛杵)
一般的には「五鈷杵(中心の心棒を入れ五本で構成されているもの)」を指すが、これは無知なものをすべて仏の智慧に変質させてしまうものであり、それ自体が不滅のものである。また、神々のレベルにおいてインドゥラの象徴でもある。ヴァジュラは方便を表わす男性原理を象徴し、ガンターは女性原理を示している。チベット人はヴァジュラのことを「ドルジェ」と称している。」(アジアの仏像と法具)

 
◆金剛鈴
(サンスクリット語でヴァジュラガンター)

    仏陀の説法を象徴するともいわれる。より抽象的には、仏陀の声・波動とも表現できるだろう。

    ひかりの輪においては、仏教の聖音法具の一つとされ、その本質は、インド古代のヴェーダ聖典で聖音とされる宇宙の原初音OM音に通じるものであり、その効用として、心が静まり、深い意識に導かれるなどの効果がある。

   なお、仏教の儀式において、この法具は、仏陀・菩薩を招来し供養するものとされる。ひかりの輪では、実際にこの法具を盛んにならして、供養の儀式を行うのが通例である。感覚的にはその際、その場のエネルギー・功徳が増大して、人の意識が高揚し引き上がる感じがする。

   なお、複数ある聖音法具の中で、この音はドニパトロなどの音と比べて高く、高いチャクラに関係しそれを浄化するともいわれる。そのため、ひかりの輪では儀式に加えて修行者、修行場、聖水を浄化するために用いられている。

   また、金剛鈴については特殊な使い方があり、それは、下部の環状の縁(ふち)の部分をスティックで右回りに擦って音を出す方法であるが、この波動音が否定的な思考を払い去り、肯定的な思考を生じさせ、意識を浄化するという考え方もある。


※参考文献

金剛鈴
密教で使われる法具。元来は楽器であった。鈴の把が独鈷・三鈷・五鈷などの金剛杵の形をとるためこの名がある。また、このほかに宝珠と塔を把にする鈴があり、以上をあわせて(五種鈴)とよぶ。このうち通常は五鈷杵が最も多く用いられ、修法の際に諸尊を呼びさまし、歓喜させ供養するために振り鳴らされる。これを振鈴という。また鈴の響きは如来の説法にもたとえられる。金剛鈴は金剛杵と対になって諸尊の持物とされる場合が多い。「余りにあわてて金剛鈴を捨つる思ひもなくして、手に持ちながらからりからりと鳴りけるを」(盛衰記)」(『岩波仏教辞典』)

ガンター(金剛鈴)
これは女性原理と共に智慧を表わしている。即ち「智慧と方便」のシンボルであるガンターとヴァジュラは、宗教儀式の中で常に組み合わせて用いられる。従って、ガンターとヴァジュラは儀式のなかでは分けて使えない道具であり、この二つの道具を合わせ使うことで悟りへと向かうのである。」(『アジアの仏像と法具』)

 

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