本当の幸福を得るための宗教をめざして(Kさん 40代女性・千葉)
わたしがオウムに入会したのがサリン事件が起きる1年前。
家族で出家したのが事件の起きる3ヶ月前。
1995年3月20日に事件が起きて5月には家に戻りましたが、
両親、親戚、夫、息子、友人に一生分に匹敵する心配をかけてしまいました。
それでも素直にゴメンナサイと言えない私は、夫と離婚し息子と離れ、
そしてがむしゃらに働きました。
事件や裏の犯罪行為を知らずに出家してしまったわたしにとって
あの事件が自分にとって何だったのか考える事もできずに。
支え続けてくれた両親。
助けてくれた友人。
親を反面教師として、たくましく育った息子。
今幸福に生きているのは私を支えてくれた全ての人のお陰だと、心から感謝しています。
そして2007年5月。
上祐代表のもと「ひかりの輪」が発足しました。
私はようやく、あの事件を自分にどう生かせばいいかの答を見つけることが出来ました。
敗戦から高度成長を遂げた日本がどんどん病んでいき、
人の心が殺伐として、子供達が切れだしました。
これではいけないと志高く集まった若者達は、無智で経験も無く傲慢でした。
結果、起きてしまったあの事件・・・・・。
オウムの信者として教団を支えてしまったと私にも少なからず責任はあります。
事件が起きてしまった原因をしっかりと考え、二度とあのような事件を起こさないために どうしたらいいかを真剣に考えなければいけません。
幸せになるための宗教が戦争の源になっている理由を探り、 本当に幸せになれる新しい宗教をつくるお手伝いをすること、それが心配をかけた人を裏切らずに、なおかつ私らしく生きることではないかと思ったのです。
善と悪を区別せず、全ての現象を自分の心の投影と見て、怒りを静める実践。
まだまだといえばそうですが、それでも志を持って学べることが嬉しく、時には被害者・遺族の方々のことを思って気を引き締めています。
このような実践を行うことで、自分と他人を強く区別していたオウム時代のわたしから、少しずつ抜け出しつつある今日この頃です。
もちろん今でも調子に乗って傲慢という落とし穴にはまることもありますが、反省して改めることができるようになってきました。
人間関係のわずらわしさや世の中の問題は、人が成長する課題として与えられたものと思って、肩の力を抜けるようになりました。
人間の傲慢さを知れば知るほど謙虚になれて、他に感謝することができます。
これからも法則を学び、実践し、体得し、その素晴らしさを一人でも多くの人に伝えられるように努力していきたいと思います。






