動画[講話]
上祐史浩の講話の動画をご紹介します。

【動画[講話]】の新着情報

2016/08/21
第297回「気の霊的科学:人類の革新の可能性」(2016年8月21日福岡 70min)
2016/08/15
第296回夏期セミナー特別教本『気の霊的科学と人類革新の道』 「質疑応答集編」(2016年8月15日 60min)
2016/08/15
第295回『夏期セミナー特別教本『気の霊的科学と人類革新の道』第6回 第6章 真の成長のための向上心:競争心と菩提心』(2016年8月14日 57min)
2016/08/15
心理学講義『私に価値があるの? ~自己存在価値を求めて~』(2016年5月1日 72min)
2016/08/14
心理学講義『選択理論』(2016年8月13日 89min)
2016/08/13
第294回夏期セミナー特別教本『気の霊的科学と人類革新の道』第4回 (2016年8月12日 100min)
2016/08/11
第293回夏期セミナー特別教本『気の霊的科学と人類革新の道』第1回(2016年8月11日 67min)
2016/07/25
第292回『悟りと健康の奥儀:気の霊的科学の詳細:気の強化と浄化の実践法』(2016年7月24日 東京 40min)
2016/07/17
第291回『「気」の霊的科学とヨーガの修行:悟りと心身の健康の奥儀』(2016年7月17日 大阪 64min)
2016/07/10
第290回『気(生命エネルギー)の霊的科学:悟りと平和のための人類革新の技術』(2016年7月10日 88min)
2016/06/27
第289回『英国EU離脱:自国中心主義と戦争の歴史を繰り返さないための人類の幸福感の革新とは』(2016年6月26日 東京 63min)
2016/06/20
第288回『極限の集中状態=サマディを得るヨーガ行法の効果と問題とその解決』(2016年6月19日 福岡 68min)
2016/06/13
第287回『悟りの道程と、それを加速するヨーガ行法』(2016年6月12日 大阪 51min)
2016/06/03
第286回『仏教的な生き方の恩恵と法縁の貴重さ』(2016年5月29日 東京 62min)
2016/05/25
真の成長のための向上心:競争心と菩提心(2016年5月25日 代表勉強会)
2016/05/23
第285回『本当に成長するための心構え:競争心と菩提心』(2016年5月22日 福岡 59min)
2016/05/20
第283回 GWセミナー特別教本『新しい幸福と成長の哲学』第7回(2016年5月3日 108min)
2016/05/16
第282回 GWセミナー特別教本『新しい幸福と成長の哲学』第6回(2016年5月2日 97min)
2016/05/15
第281回 GWセミナー特別教本『新しい幸福と成長の哲学』第4回(2016年4月30日 95min)
2016/04/29
第280回GWセミナー特別教本『新しい幸福と成長の哲学』第1回(2016年4月29日67min)
2016/04/26
第279回『仏教的な幸福と成長の哲学』(2016年4月24日 東京 58min)
2016/04/18
第278回『輪廻転生の総合解説と輪廻を超越する悟り』(2016年4月17日 福岡 75min)
2016/04/11
第277回『生まれ変わりはあるか』(2016年4月10日 大阪 61min)
2016/03/28
第276回『仏教心理学(唯識思想):幸福・不幸を決めるのは心の持ち方』(2016年3月27日 東京 50min)
2016/03/13
第275回『苦楽の分かち合い、キリスト教と仏教の違い、死を乗り超える感謝の教えなど』(2016年3月13日 福岡 75min)
2016/03/06
第274回『 全ては心の現れと説く仏教哲学‐敵と友も心が作り出す』(2016年3月6日 名古屋 56min)
2016/02/28
第273回『苦しみを和らげる仏教の法則』(2016年2月28日 東京 60min)
2016/02/14
第272回『自分の真の価値を発見する智恵』(2016年2月14日 大阪 66min)
2016/02/09
第271回『自分と他人を自然に愛せるようになる三つの方法』(2016年2月7日 福岡 89min)
2016/02/07
第270回『仏教思想が与える現実生活での五つの幸福』(2016年1月31日 53min 東京)
2016/01/24
第269回『劣等感への3つの対応と、優越感の4つの落とし穴とその脱却法』(2016年1月24日 60min 東京)
2016/01/24
第268回『現代人のための新しい仏教解釈:「輪の法則」 』(2016年1月17日 63min 大阪)
2016/01/18
第264回~267回 年末年始セミナー特別教本『総合解説 一元の智慧 万物一体の真理』の解説講話
2016/01/08
心理学講義『愛着理論(前編)』(2016年1月1日 85min)
2015/12/24
第262回『常識の中にある錯覚を超える智慧』(2015年12月13日 大阪 58min)
2015/12/18
上祐代表講話の、DVD、動画、音声データ(MP3)の販売のお知らせ
2015/12/07
心理学講義『ポジティブ心理学』(2015年8月13日 69min(前編))
2015/12/02
心理学講義『アドラー心理学』(2015年5月2日 93min(前編))
2015/12/01
心理学講義『ユングのタイプ論』(2015年1月1日 70min(前半))
2015/11/20
第261回『苦楽は比較で生じると知り、苦楽をコントロールする智恵』(2015年11月15日 大阪 60min)
2015/10/20
第259回『悟りの哲学が教える新しい幸福観・価値観とは?』(2015年10月11日 大阪 59min)
2015/10/19
第257回『卑屈、妬み、コンプレックスについて』(2015年9月27日 東京 45min)
2015/10/07
第258回『悟りの人生哲学ー生きる意味や幸福について』(2015年10月4日 福岡 64min)
2015/09/15
第256回『言葉による思考の弊害:心の苦しみ』(2015年9月13日 大阪 76min)
2015/09/11
第255回『仏教の心理学:唯識思想から』(2015年9月6日 福岡 65min)
2015/09/01
第254回『言葉、言葉による思考について』(2015年 8月30日 55min)
2015/08/10
第249回『仏教の心理学 心の三毒と知恵と慈悲について』(2015年8月9日 大阪 101min)
2015/08/03
第248回『苦楽表裏・心の器・スピリチュアルエゴ・苦は無常』(2015年8月2日 福岡 74min)
2015/07/31
第247回『日本の宗教史と2045年問題について』(2015年7月19日 東京 105min)
2015/07/22
第245回『心の安定・輪の人間観・苦楽中道の教え』(2015年7月5日 福岡 83min)
2015/06/30
第244回『コンプレックスによる心の歪みについて』(2015年6月21日 大阪 43min)
2015/06/21
第243回『仏教における4つの広大な心と幸福観』(2015年6月14日 福岡 95min)
2015/06/05
第242回『悟りの3つの視点と悟りを体験する方法』(2015年5月31日 大阪 64min)
2015/05/20
241回『不安は欲求を和らげることで弱まる』(2015年4月26日 大阪 53min)
2015/05/19
第240回 『感謝と慈悲について』(2015年5月10日 福岡 76min) 
2015/05/11
第237〜239回GWセミナー特別教本『心の安定のための人生哲学 不安・卑屈・孤独・怒りの解消』解説講話
2015/04/24
第236回『孤独、寂しさをどのように和らげるか(2015年4月19日東京60min)』
2015/04/20
第235回『悩み・後悔について(2015年4月5日福岡61min)』
2015/04/19
第234回(2015年3月29日東京60min)
2015/04/07
第233回『卑屈・うつの予防になる思考習慣(2015年3月15日名古屋63min)』
2015/03/17
第232回『不安、コンプレックス、死の恐怖を超える考え方(2015年3月8日福岡135min)』
2015/03/16
第231回(2015年3月1日東京61min)
2015/03/15
第230回『コンプレックスの苦しみを乗り越える。アドラーの心理学と、仏教心理学の唯識思想から(2015年2月15日 大阪94min)』
2015/03/15
第229回『ひかりの輪の思想は、イスラム国のテロを防止するワクチンとなる。(2015年2月8日福岡98min)』
2015/03/15
第228回『イスラム国、宗教のテロ・戦争はどうしたら防げるか。オウムの反省・教訓から (2015年1月25日 大阪 56min)』
2015/03/15
第221〜227回年末年始セミナー特別教本『哲学・科学・宗教』解説講話
2014/12/20
第220回『自他の区別を超えた感謝と恩返しー家族・人間関係・政治 2014年12月7日福岡91min』
2014/12/20
第218回『知性(哲学、科学、宗教)の分析と霊性 2014年11月23日大阪60min』
2014/11/26
【動画の内容に関するご注意】ひかりの輪の団体改革に関連して
2014/11/24
第217回『ひかりの輪における科学と幸福2014年11月9日福岡85min』
2014/11/24
第216回『宗教と哲学について、科学と非科学について 2014年10月26日東京64min』
2014/11/08
第215回『依存の脱却と感謝の思想:公安当局・祭壇破棄・イスラム国2014年10月19日大阪62min』
2014/10/28
第214回『「輪の思想、法則、悟り」について 2014年9月28日東京47min』
2014/09/12
第213回『ひかりの輪の幸福哲学ー心の成長のために2014年9月7日福岡89min』
2014/08/13
『心理学講義:自己愛について(2014年8月13日 93min)』
2014/08/10
第206回『空の思想について 2014年8月3日福岡96min』
2014/08/08
第203回『ブッダの智慧ー苦をどう考えるか・忍辱の教え 2014年7月6日福岡94min』
2014/08/07
第205回『苦しみを喜びに変える方法について 2014年7月20日東京51min』
2014/07/25
第204回『苦しみをやわらげ、喜びに変える3つのブッダの教え 2014年7月14日大阪57min』
2014/07/25
第201回『仏教における苦しみの解決法・悟りの状態とその道 2014年6月22日大阪67min』
2014/07/10
第202回『仏陀の教えの精髄 2014年6月29日 東京 56min』
2014/06/14
第199回『マインドフルネス:心をコントロールする技法 2014年5月25日 東京 48min』
2014/05/02
『 心理学講義:「認知療法」の理論と実践(2014年5月2日97min)』
2014/05/02
第190回『平等社会の希求ー未来社会の思想を考える 大阪2014年4月13日74min』
2014/05/01
第189回『多様な幸福観に基づく未来の慈悲の社会 2014年4月6月 福岡 98min』
2014/05/01
第188回『 四つの広大な仏の心について・人類の近代の歴史:思想哲学、宗教の視点から 2014年3月30 東京72min』
2014/05/01
第187回『優劣の比較をしないものの考え方について 2014年3月9日名古屋 64min』
2014/05/01
第186回『自他を比較せずに皆を尊重する道 2014年3月2日福岡 78min』
2014/03/02
第184回『なぜ皆が幸福になりたいのに不幸になるのか。不幸に繋がる喜びと、幸福に繋がる苦しみを知る2014年2月2日福岡101min』
2014/03/02
第183回『2014年1月26日東京64min』
2014/02/09
第182回『敗北の苦しみから慈悲の幸福へ2014年1月19日大阪65min』
2014/02/04
ひかりの輪「YouTubeチャンネル」開設しました

このコーナーについて

  • 上祐代表の講話の動画などをご紹介 (2015年12月08日)

    このコーナーでは、上祐代表の講話の動画などをご紹介しています。
    ひかりの輪のYouTubeチャンネルなど、ぜひお楽しみ下さい。

    ひかりの輪YouTube

ネット生中継用教本テキスト(セミナー)

  • 真の成長のための向上心:競争心と菩提心(2016年5月25日 代表勉強会) (2016年05月25日)

    1.努力・向上の動機としての競争心

    競争社会の影響もあって、努力する・向上しようとする動機として、多くの場合、他に勝ちたい、人並みでありたいといった欲求がある。すなわち、優越感を求め、劣等感を嫌がる欲求、競争心である。


    2.競争心による努力・向上の限界

    しかし、これだけでは、本当の努力・向上・成長は実現できない。もう少し正確に言えば、優越感を求め過ぎたり、劣等感を嫌がり過ぎると、以下のような様々な落とし穴にはまって努力が出来なくなるのである。

    第一に、勝利・成功の見込みが薄いと、努力しないで早々に諦める、という場合がある。引きこもり・ニートなどの最近の若者に多いとも言われる。勝てないなら努力しないということである。これは、劣等感への嫌悪が強すぎるのである。

    心理学においても似た理論がある。劣等感(と優越感)を重視するアドラーの心理学においては、劣等感が強すぎる場合(劣等感を感じることをひどく嫌う場合)、自分が他より劣っていると感じる状況を恐れて、人間関係に極めて消極的になる、という問題があるとする(劣等コンプレックス)。昨今のチャンレンジしない、恋愛しない一部の若者の背景心理と考えられる。
    また、劣等感と直接は関係がないが似た心理状態として、愛着理論という心理学理論では、子供の時に親に十分に愛されない体験などをした場合に、自分が愛されるという自信が乏しく、愛されないことを恐れて、深い人間関係を回避する問題が生じるという(愛着回避型の人格)。

    第二に、逆に少し成功しただけで、すぐに慢心・自己満足に陥り、努力が緩む場合がある。この背景にも、強い優越感への欲求がある。成功すると、気づかないうちに、全て自分の力だと思いたがるのである。実際には、自分の成功の背景には、他の支えを含めた幸運があるはずである。しかし、こうした謙虚な認識と、それに基づいた他への感謝や継続的な努力ができないのである。

    第三に、他人から学ぶ努力を怠ることが多い。優越感を感じたいために、気づかないうちに、他人の問題・失敗を自己の反面教師と見ることができず、自分にはないと思いたがるのである。また、同じように、優越感の欲求が強過ぎると、優れた他者は自分の邪魔にばかり見えてしまい(嫉妬心)、他者から素直に学ぶことができず、それを否定してしまう。

    第四に、勝利・成功のために、不正を行うことが多い。例えば、自分の力を実際以上に見せたり、他人を事実に反して貶める嘘などである。最近は、激化する競争のためか、企業・政治・スポーツなど、あらゆる分野での不正が、度々報道されている。こうした不正は、当然、本当の努力と向上を妨げて、その人を堕落させる。最後は不正が発覚し、破滅する。

    これについても、心理学にも似た理論がある。アドラーの心理学では、自分の劣等感を紛らわすために、他者との関係で不当な行動をとる心理状態があるとする(優越コンプレックス)。例えば、いたずらに他人を貶める、責任転嫁・無理な言い訳、ありがた迷惑など。また、愛着理論でも、愛されていない不安が強いために、他に対して不適切な行動をとることが多い人がいるという(愛着不安型)。


    3.競争心だけでは、着実な成長が阻まれる

    こうして、単に競争心で努力する場合は、人は、1.すぐ諦めたり、2.努力を緩めたり、3.他から学ぶことが乏しく、4.不正をなすといった問題がある。言い換えれば、不正を避け、簡単に諦めず、他からも学び、継続的に努力していくことができないのである。

    その結果、少し努力して良くなっても、慢心に陥って努力が緩み、気づいて見ると、逆戻りしているという場合も多い。気づいて見れば、同じ間違いを繰り返し、なかなか進歩・成長していない場合も多い。「歴史は繰り返す」とか、「歴史から学ばぬものは歴史を繰り返す」と言うが、人類は、徐々に進歩していると思われるが、同じ間違いを繰り返している面も多いだろう。

    この人間観は、仏教の六道輪廻の思想にも反映されている。これは、生まれ変わりながら、幸福な生と不幸な生を繰り返すという思想である。そのために、輪廻と呼ばれている。


    4.仏教の説く向上心:勝利ではなく、純粋な成長を目指す

    仏教が説く、人の持つべき向上心とは、他に勝つこと、優越感の充足を目的としない。それは、純粋に自己の(精神的な)成長を目的としたものである。その究極が、悟り・解脱などと言われるものである。

    さらに、純粋に自己の成長を目的とすると、それは、他の成長とも一体だと気づく。自分が他に勝つことは、他が勝つことは相いれないが、自分が純粋に成長することは、他も同じように成長することと一体ということである。これについては、後で詳しく述べる。

    よって、特に大乗仏教は、自他双方の精神的な成長を目的とした努力を説き、その究極として、全ての人々を悟りに導く道を歩むことを説く。これを菩薩道、菩薩の利他行、大慈悲の実践など言う。そして、この菩薩の心の有り様を「菩提心」と呼ぶ。

    なお、少し脱線するが、大乗仏教では、人は皆、仏性、すなわち、未来に仏陀になる可能性があると説く。全ての人に悟りの可能性があると言う思想である。すなわち、人を本質的に成長する存在として見ている。そのため、全ての人々を悟りに導くことを究極の理想とするのである。


    5 仏教思想と競争の関係

    なお、仏教の思想は、競争を全て否定するものだとは私は考えていない。

    競争には、自分が勝つことばかりを目的としたものもあるが、全体の向上を目的とし、その手段として、互いに切磋琢磨して学び合う仕組みとしての競争というものもある。

    現実として、人はそもそも不完全であるから、お互いの悪い所を曖昧にせず指摘し合ったり、お互いの良い所を積極的に(競って)学ぶような状況にない場合、悪い意味で慣れ合ってしまい、全体が堕落、腐敗してしまう場合が少なくない。

    よって、自己の勝利のみを目的とした競争ではなく、自他双方、全体の向上の手段としての競争であれば、仏教の思想と矛盾するものではなく、仏陀・菩薩の菩提心・大慈悲・四無量心の一環と考えることができると思う。

    6.他者への感謝・尊重・愛を伴う菩提心

    さて、菩提心は、他者への感謝・尊重・愛と一体となっている。
    まず、他者を悟りに導く菩薩の道に入る前に、他者に対する感謝の瞑想を行う。というのは、菩薩の利他行とは、他者への感謝に基づく恩返しの実践であるからだ。

    人は、自分一人で生きて、修行し、悟ることはできない。それは、両親・友人知人に限らず、見知らぬ人の支えがある。教えを学ぶにも、いにしえからの悟りの教えの先達と、それを支えた無数の人たちの支えがある。さらに、生きるためには、人以外の様々な生き物と大自然の支えがあり、突き詰めれば、地球の生命圏・太陽系を含んだ宇宙の万物のおかげである。

    よって、菩薩の道に入ろうとする者は、他者・万物に恩があることを気づく修行を行う(憶恩の瞑想)。次に、その恩に報いようとする瞑想を行う(報恩の瞑想)。こうして、菩薩の利他の行は、実は、恩返しの実践として行われるのである。


    7.利他の行自体が、更に他者への感謝・尊重・愛を深める

    そして、この利他の行は、実は、菩薩自身の成長に繋がる行でもある。というのは、他を利することは自己を利し、他の成長を助けることは、自己の成長を助けるのであるからである。

    例えば、(今の自分にはない)他の苦しみを取り除くことは、自分が未来に同じような苦しみを抱えることを予防したり、抱えた際の対処法を事前に理解することになる。

    これは、他の苦しみは自分の潜在的な苦しみであり、他の苦しみを取り除くことは、自分の潜在的な苦しみを取り除くことという視点である。これは、先ほど述べた、他者に見る問題・欠点は、自分と無関係ではなく、自分の反面教師であるという発想に通じる。よって、これは、競争心による努力の問題を回避できる。

    また、幸福を自分で独占せずに、他に分け与えることも、自分の幸福を保つことになる。というのは、幸福を独占すれば、様々な苦しみに陥るからである(貪りの招く苦しみ)。

    さらに、自分の幸福は多くの他者が支えているが、そうした他者に自分の幸福を分け与えることは、恩返しでもあり、他者に自分の幸福を支え続けてもらうことができる結果となる。これは、自分が何か成功した時に、それが自分の力によるものだとばかり思い込んで、慢心に陥らずに、それを支えた他者に感謝し、恩返しをすることに通じる。この意味でも、競争心による努力の問題を回避できる。

    今の自分にはない他の才能・幸福を妬まずに、自分の見本として素直に学んだり、その他の才能を(全体の幸福のために)活かそうとすることは、当然、自分や全体の幸福につながる。これは、先ほど述べた、優れた他者を自分の教師として学ぶという発想に通じる。この意味でも、競争心による努力の問題を回避できる。

    こうして、利他の行は、利己の行でもある。よって、菩薩は、他者への恩返しとして、利他の行を始めるが、その利他の行自体が、さらに自分を利するので、さらに他者への感謝を深めることになる。よって、感謝と恩返しの利他行の無限の好循環が続く。そのため、菩提心による努力は、途絶えることなく継続し、深まっていくのである。

    なお、仏教の根本哲学は縁起の法であるが、これは、万物が相互依存という意味を持つ。自と他も、相互依存で一体であり、自と他の幸福、自と他の成長も、相互依存で一体であると考える。これは、自と他を区別して、優劣の比較ばかりしていると、全く見えなくなってしまう重要な智慧である。


    8.人の不幸の根本原因の無智と、それを越える智恵

    無智とは仏教が説く根本煩悩である。この説明は単純ではないが、物事が正しく見えていない状態であり、仏教用語を使えば、縁起や空の法則を理解できない状態である。さらに言い換えれば、自分と他人の(幸福の)繋がりや、目先の楽と後の苦しみなどの繋がりが見えていないのである。よって、無智を簡潔に説明すると、「今の自分さえよければいい」、「自分だけ早く楽に幸福になりたい」、といった心の働きである。

    そして、この無智が強いと、優越感を求め過ぎたり、劣等感を嫌がり過ぎたりなどして、適切な努力による成長ができなくなる。すぐに慢心、妬み、見下し、卑屈などに陥るからである。

    一方、無智が解消された状態を智慧という。これは、自と他の幸福・成長のつながりや、目先の楽の後の苦しみの繋がりを理解できる状態である。よって、自分の真の幸福は、他と共に、地道な努力によって得られるものであるという理解がある。

    この智慧は、着実に成長するための努力を支える。そして、全ての人々・生き物を救う菩薩の道を歩むという大慈悲・菩提心を支えるものである。

お知らせ

  • 上祐代表講話の、DVD、動画、音声データ(MP3)の販売のお知らせ (2015年12月18日)

    上祐代表の様々な講話のDVD、動画データ、音声データ(MP3)の販売を行っています。代表と山口指導員による心理学講義も扱っております。

    そして、このHPで無料公開している講話・講義に加え、このHPで公開していない、有料非公開の講話・講義も、販売しております。

    151114%E6%9D%B1%E4%BA%AC.jpg

    ◆お申込み方法

    お申し込み方法は、その対象によって、下記の2通りに分かれています。


    (1)ネットショップでのお申込み

    ネットショップには、上祐代表の有料非公開の講話・講義のDVD多数が掲示・販売されております。これについては、ネットショップのお申し込み方法に従って、お申し込み下さい。


    (2)下記メールアドレスによるご注文

    ネットショップで販売している講話・講義のDVD以外のお申し込みは、下記メールアドレスまで、下記のメールに必要事項を記載してお申し込みください。

    ●メールアドレス:tokyo@hikarinowa.net

    ●必要記載事項

    1.お客様のメールアドレス
    2.お客様のお名前(口座振込みのお名前)
    3.お客様のご希望の講話・講義のタイトルと日付
    4.お申込みの講話・講義の合計数と、合計金額
    5.お振込み日
    6.DVDをお申し込みの方は、郵送先の住所と宛名
    ※動画・音声データはメールアドレスのみで結構です

    ●料金
    DVD:いつの講話につき 1000円
    動画データ:一つの講話につき 800円円
    音声データ:一つの講話につき 300円

    ●お振込先

    三井住友銀行 津田沼駅前支店 普通1255416 ホソカワミカ

    ※振込手数料は、ご希望者さまのご負担でお願いいたします。

    ●お届けする方法など

    銀行振込みでのご入金が確認でき次第、
    1.DVDは、指定された宛先・宛名に郵送いたします。
    2.動画データ、音声データは、指定されたメールアドレスにメールにてお送りいたします。

    ●お申込みいただける講話・講義


    1)本HPで無料公開している講話・講義の全て

    ご自身で動画・音声データ・DVDにするのではなく、当団体に依頼されたい方のご注文をお受けします。


    2)ネットショップで販売しているDVDの動画データ・音声データ

    DVDではなく動画・音声データでほしい方のためです。


    3)下記の非公開の講話・講義(ネットショップでも販売していません)


    ◆上祐史浩の講話

    1.2015年GWセミナー特別教本
    『心の安定のための人生哲学 不安・卑屈・孤独・怒りの解消』の解説講話の4回~6回

    ※下記の講話タイトルの数字は、年月日を表しています。

    ◎20150503 GWセミナー講話 第4回
    第3章「孤独・寂しさを越える」についての解説と質疑応答

    ◎20150503 GWセミナー講話第5回
    第4章「怒りを超え、広い心を培う(前半)」についての解説と質疑応答

    ◎20150504 GWセミナー講話第6回
    第4章「怒りを超え、広い心を培う(後半)」についての解説と質疑応答


    2.2015年夏期セミナー特別教本
    『仏教の心理学 心の三毒、智慧と慈悲』の解説講話2回、4回、6回、7回

    ◎20150812 夏期セミナー講話 第2回
    第1章 「仏教心理学の精髄:心の三毒と、智恵と慈悲」の解説と質疑応答

    ◎20150813 夏期セミナー講話 第4回
    第2章 「自と他に対する嫌悪を超える智慧」の解説と質疑応答

    ◎20150814 夏期セミナー講話 第6回
    第3章 「現代社会の心の闇を解く:無差別殺人の心理学」の解説と質疑応答

    ◎20150815 夏期セミナー講話第7回
    第4章 「悟りとは何か:目から鱗の仏教思想」


    ◆心理学講義;山口指導員と上祐代表による対談形式


    ◎20150502 心理学講義第1部:『アドラー心理学1』
    (フロイト、ユングと並び「心理学界の三大巨頭」と称されるアドラーの心理学)

    ●内容紹介

    1.アドラー心理学の基礎である劣等感について
    劣等感は必ずしもマイナスなものではなく、劣等感をバネに成長に導くものである。しかし、劣等感が甚だしく、劣等コンプレックスに陥り、引きこもりなどになってしまうこともある。

    2.また、他を批判したり、他に責任転嫁することで他を貶めて優越感を感じようとする優越コンプレックスになることもある。
    劣等コンプレックスの解消は、自分の居場所があり、仲間を信頼し、仲間の役に立とうとする感覚(共同体感覚)を身につけることで、社会の中で精神的に健康に生きていける。

    3.「ライフスタイル」が人生を決める。ライフスタイル」とは、生き方を方向付ける価値観、どのように生きるかの態度・性格。

    4.「ライフスタイル診断」テスト:「ライフスタイル診断」を行い、自分のライフスタイルを知る。


    ◎20150502 心理学講義第2部:アドラー心理学2
    『勇気づけによって、ライフスタイルを変える』

    ●内容紹介

    1.共同体感覚に基づいたライフスタイルに変える
    社会と不適切な関係になるライフスタイルは自分の利益のみを中心に考えるものであり、それは、劣等コンプレックスー優越コンプレックス的なライフスタイルである。

    2.社会の中で精神的に健康に生きていくには、共同体感覚に基づいたライフスタイルに変えていくことが必要。

    3.共同体感覚を身につける
    ①自己利益なく、共同体感覚に従うようこころがける
    ②自分を受け入れる
    ③仲間として平等の感覚を持つ
    ④自分を他に対して開く

    4.勇気づけとは?
    勇気づけとほめることの違い。勇気づけは継続的効果があり、相手にやる気を出させる。勇気づけをどのように行うのか。


    4)その他

    ここに具体的な内容をご紹介しませんが、
    1.本部教室で行っている代表勉強会
    2.非公開での各教室での代表講話
    についても、その動画・音声のデータ販売を行っております。

    ご興味のある方は、下記の連絡先までお問い合わせをお願いいたします。


    ◆担当 細川美香
    メールアドレス:tokyo@hikarinowa.net
    連絡先:080-2273-3588

     

  • ひかりの輪・YouTubeチャンネル (2014年02月04日)

    ひかりの輪

    チャンネル
    を開設しました。

    >>トップページ



    >>再生リスト※種類別に分かれています。



    出演・講演・トークショー、講話など、各種の動画が分かりやすく掲載されています。



    ぜひ、チャンネル登録して、お楽しみください。

上祐史浩・一般向け講話【2016】

  • 第297回「気の霊的科学:人類の革新の可能性」(2016年8月21日福岡 70min) (2016年08月21日)

    ひかりの輪の夏期セミナーの特別教本の第二章「気の霊的科学:人類の革新の可能性」に基づいて、気の科学を詳しく解説した講話です。

    具体的には、以下の内容と質疑応答を含んでいます。


    1.気(生命エネルギー)の霊的科学とは
    2.気の通り道:気道に関して
    3.気道の交差点:経穴、気道の密集点:チャクラ
    4.気の強化と気道の浄化の恩恵:心身の健康・悟り
    5.ヨーガのナーディの思想
    6.ヨーガのチャクラの思想
    7.仏教のナーディの思想
    8.仏教のチャクラの思想
    9.チャクラでの気道の詰まりが煩悩を生じさせる
    10.気道の浄化の重要性:悟り・解脱の道
    11.気と気道の3つの状態
    12.各チャクラと各気道と煩悩の関係
    13.3つの気道と煩悩の関係
    14.各チャクラの3つの詰まり
    15.気道の浄化の方法:身体行法・瞑想・戒律・聖地
    16.善悪を感じる身体への進化:人類の革新へ
    17.ヨーガや仏道修行の様々な恩恵:高い集中力など
    18.質疑応答
    1.気道とはあるものか、作るものか
    2.気道を浄化する「功徳」とは何か

     

  • 第296回夏期セミナー特別教本『気の霊的科学と人類革新の道』 「質疑応答集編」(2016年8月15日 60min) (2016年08月15日)

    夏期セミナー最後の講話として色いらな質問に答えながら、仏教その他の思想哲学を開設した講話です。その回答の要点は、以下の点を含んでいます。

    1)向上心のあり方、競争心の限界、真の勝利の意味と道

    1.純粋な向上心とは、勝利ではなく、自分の能力の絶対値が高まることを目的すること。その場合、優れた他者は妬みではなく、助力者となり、自他の向上・成長はセットとなる。

    2.勝利絶対主義では本当には勝利できない。武術等で最強とされる達人は、無欲の集中力(無心の境地)を持っている。スポーツ他で最高のパーフォーマンスとされるゾーン状態・フロー状態も同じ。

    3.人生は長く、マラソン・長期戦であり、勝利を焦り、無理や不正をなせば、逆効果になる。心身の健康を保ち、地道な努力を継続し、目先・短期の勝利を絶対視せず、失敗・挫折・敗北を成功の元とする粘り強い努力が、真の勝利の道。自分の中の弱さが最大の敵で、自分に勝てば、外側の敵は、自ずから消えていく(孫子の兵法で言う「戦わずして勝つ」こと)

    2)気の科学に関して

    1.「気」(体の中を流れる生命エネルギー)の通り道=気道は、初めからあるのか、それとも作るのか、と言えば、無数の潜在的な気道は最初からあるが、その中のどこを活性化するか(太く大きくするか)が修行であり、その考え方が宗派・学派で異なる。

    2.主な気道が三つあり、それが仏教が説く3つの根本煩悩(無智・貪り・怒り)に対応するが、その3つの気道が、最後に一つになって、頭頂に至るとされているのでは、三つの煩悩が本質的には一体であるからで、煩悩が解消される時には、3つが1つになるためだと思われる。

    3)悟りの境地や、エゴの解消

    1.自他が一体であり、そのため、自他の幸福が一体であると悟るという境地は、自他の区別を超えて、自分が他人と一体なっている(究極的には宇宙と一体になっている)状態であり、もう少し現実的に言えば、広い心の状態(意識の拡大)である。広い心はすなわち妬みを超えて他の幸福を喜ぶことができるものだと考えればわかりやすいだろう。

    2.自分のことを自分でするという道徳的な考えは、少なくともその分他人に迷惑をかけないという意味で、仏教の利他行と通じる面がある。仏教の利他行には、消極的な利他行と積極的な利他行があり、前者は、他を苦しめずに生きるという意味であり、後者は他に幸福を与える、(自分が直接の原因ではない)他の苦しみを取り除くという意味である。

     

  • 第295回『夏期セミナー特別教本『気の霊的科学と人類革新の道』第6回 第6章 真の成長のための向上心:競争心と菩提心』(2016年8月14日 57min) (2016年08月15日)

    1.競争心による努力・向上には限界がある

    努力の動機が、もっぱろ競争心であり、優越感を求め過ぎると、1.勝利の見込みが薄いと早々に諦める、2.少し成功すると慢心陥り、努力が緩む、3、妬み・慢心のため、他人から学ぶ努力を怠る、4.勝利のため不正を行い、堕落するなどして、十分な努力ができず、少し良くなっても、逆戻りしたり、同じ間違いを繰り返す(歴史は繰り返す)。

    2.仏教の説く向上心:勝利ではなく、純粋な成長を目指す

    仏教が説く向上心は、優越感を目的とせず、純粋に自己の精神的な成長を目的とする。その究極が、悟り・解脱。さらに、自己の成長は、他の成長と一体とし、全ての人々を悟りに導く道を歩むこと=菩薩道・菩提心を説く。なお、仏教の思想は、全体の向上を目的とし、その手段として、互いに切磋琢磨して学び合う仕組みとしての競争は、肯定される。

    3.他者への感謝・尊重・愛を伴う菩提心

    菩提心は、他者への感謝と一体えある。菩薩の道に入る者は、他者・万物に恩があることに気づき、その恩に報いようとする瞑想を行う。そして、菩薩の利他の行は、菩薩自身の成長に繋がるため、それが、さらに他者への感謝を深め、感謝と恩返しの利他行の無限の好循環が続く。

    4.不幸の根本原因である無智とそれを越える智恵

    無智とは、物事が正しく見えていない状態であり、簡潔に説明すれば「今の自分さえよければいい」といった心の働きである。これが、卑屈、慢心、妬み、見下しなどをもたらす源であり、真の努力を妨げる根本原因になっている。

     

上祐史浩・一般向け講話[2015]

  • 第262回『常識の中にある錯覚を超える智慧』(2015年12月13日 大阪 58min) (2015年12月24日)

    1.言葉による思考のメリットとデメリット
    【メリット】
    我々は言葉で思考し、事物の「違い」を認識することができる。近代哲学や近代科学の発展において言葉の果たした役割は大きい。
    【デメリット】
    言葉は実際の世界を認識するには粗雑な手段であり、事物の「違い」を際立たせる一方で実の間の「繋がり」が理解できなくなってしまう。

    2.五感がさらに認識を歪めている。
    私たちは言葉に加え、五感によっても物事を様々に誤って認識しており、自他の区別を過剰に意識して悩みや苦しみの原因となっている。色眼鏡を通してで外界を見ているようなもの。

    3.「良い」「悪い」も比較の結果に過ぎない。
    良いものには愛着、悪いものには嫌悪が生じるが、言葉と五感が与える善し悪しの印象は、実際のものとずれており、苦しみの増大につながっている。比較の対象が変われば、良いもの悪いものの評価は変わる。

    4.言葉による思考の弊害に気づこう。
    テロが解決できないのは、真の原因に行き着いていないから。西洋の文明を育てた智慧が、自分と他人の区別を増大させて誤解を生じさせ、憎悪・敵対を強めることに作用している。これを鎮めなければ解決しない。言葉と言葉による思考の弊害が、今の苦しみの根本原因ではないか。敵は外側ではなく、内側にいる。

  • 第261回『苦楽は比較で生じると知り、苦楽をコントロールする智恵』(2015年11月15日 大阪 60min) (2015年11月20日)

    仏教の説く智恵の奥義は、苦と楽の2つが実は一つ=セットであり、同時に生じるということ。
    これを理解すると、苦しみを和らげ、喜びを高める具体的な方法も分かる。
    突き詰めれば、悟りの境地に至り、万物を受け入れ、愛することができる。

    仏教が説く縁起と空の思想は、現象が、条件で生じ(=縁起)、条件が変われば、変化する(実体がない=空)と説く。楽や苦の体験も、無意識的に、何かと比較して感じているものである。

    この無意識の働きを理解し、自分の意思で、比較の対象を変える思考法・瞑想を行うと、苦しみが和らぎ、喜びが増大する。具体的には、感謝や慈悲の考え方・瞑想である。

    一方、他人に勝つことで、幸福になろうとしても行き詰る。求めても得られない幸福・勝利、逃げられない苦しみ・敗北もある。よって、地道な努力によって、自分の心の持ち方をコントロールするのが、本当の幸福の道である。

     

  • 第259回『悟りの哲学が教える新しい幸福観・価値観とは?』(2015年10月11日 大阪 59min) (2015年10月20日)

    悟りの人生哲学・価値観で見ると、新しい人生の道が見えてくる。

    私達は、無意識的に、「自分さえ早く幸福になれれば」と考えている。
    しかし、仏教では、これを「無智」と呼び、長期的には、苦しみを招く根本的な原因だとする。

    一方、悟りの哲学が説く幸福観は、「智慧(智恵)」に基づく。それは、苦と楽、自と他は繋がっていると洞察し、快楽を貪り過ぎず、苦しみを嫌がり過ぎず、他と苦楽を分かち合うこと(慈悲)が、真の幸福の道であることを解明したものである。

    その智恵(智慧)のエッセンスは、事物の繋がり・一体性(縁起の法)を理解することである、これは、万物への愛、慈悲を深めることに繋がり、この価値観こそが、人を長期的に幸福にする。

     

上祐史浩・一般向け講話[2014]

  • 第220回『自他の区別を超えた感謝と恩返しー家族・人間関係・政治 2014年12月7日福岡91min』 (2014年12月20日)

    1. 国民と政治家は、良く考えれば繋がっていて分けらないもの。
    大衆エゴで政治家を批判するばかりとなるのはどうか

    2. 自己評価は、他との優劣の比較・競争でばかり行うのではなく、自分自身の中でなすすべきであり、その際には、欠点の裏に長所があり、人と人の愛の違いは優劣ではなく個性であるという柔軟な発想も必要。

    3.親や政治家に対して批判しながら、過剰に依存することに気を付け本当の意味で自己は自立し、親や社会への恩返しを意識することが、真の成長のステップではないか。

    4.他に対する憎しみなどの否定的な感情を和らげる瞑想の方法
    憎しみと反対の慈愛などの心の持ち方を見出して静めることができる。
    悪いことをしている人に対しては、単なる怒り・憎しみではなく、慈悲心に基づいて善導することが相手にも自分に最善の道ではないか

    5.「感謝」という言葉を読んで字の如く、他から受けている恩恵を思う中で、自分の幸福の裏に他の労苦・犠牲があると気づいて、「謝罪を感じる」という意味合いがあるのでは。それは他への恩返しにつながる

     

  • 第218回『知性(哲学、科学、宗教)の分析と霊性 2014年11月23日大阪60min』 (2014年12月20日)

    1.哲学、科学、宗教の分析

    哲学とは何か。哲学と科学とは。宗教と科学との違い、科学と非科学と の違いとはなんなのだろうか。人間の知性の営みとしての哲学、科学、宗教の違いとその繋がりを明らかにする。そして、科学と非科学との違いを分析していく とその違いの判断は難しくなり、人間の欲望に絡んで集団心理が働き、科学界と宗教界、産業界がそれぞれに繋がって類似性を帯びていく姿を明らかにしていく ことで、違いと繋がりを理解することの大切さを説いている。

    2.質疑応答

    ①名誉棄損訴訟について。
    3円訴訟の理由と、弁護士の有無。

    ②宗教から脱皮して残ったものとは。
    宗教、科学、哲学、霊性をそれぞれ大切にしながらも絶対視せず、お互いが抑制しながらも支えあっていくバランスが大切であり、それが輪、和の思想である。脱皮して残ったものとは、混然一体とした調和、バランスを求めていく人類の叡智が存在している。

     

心理学講義

  • 心理学講義『私に価値があるの? ~自己存在価値を求めて~』(2016年5月1日 72min) (2016年08月15日)

    今回の心理学講義は、「自己存在価値」がテーマです。

    人は誰でも、自分は価値ある存在であると感じたいという欲求を持っています。
    それをなかなか感じることなく生きていくのはつらいことです。ですから、人が生きるうえでは、「自分が価値ある存在である」と感じることは必要なことであり、それを求めて人は生きていると言っても過言ではありません。

    講義では、自己存在価値が低い人の特徴やその要因、どうすれば自己存在価値を高めることができるかなどを話しています。

     

  • 心理学講義『選択理論』(2016年8月13日 89min) (2016年08月14日)

    今回の心理学講義は、精神科医ウイリアム・グラッサー博士によって提唱されたカウンセリング手法であるリアリティセラピー(現実療法)の基本理論である選択理論についてです。

    選択理論は、自分で選択可能な自分の行動や思考を適切に選択することで、人間関係その他の問題を改善する理論です。「他人を変えることはできない。変えることができるのは自分だけ」という理念のもと、他人を思うようにする、コントロールするのではなく、自己コントロール=行動・思考の選択により、幸福へ至ろうとします。

    第一部においては、感情に流されずにコントロールする方法を、選択理論の行動の仕組みにもとづいて学んでいきます。


  • 心理学講義『愛着理論(前編)』(2016年1月1日 85min) (2016年01月08日)

     

    ◆愛着とは◆

    仏教では、愛着は煩悩の一つで、根本的な3つの煩悩のうち貪り(貪:とん)といわれるもので、苦しみを生じさせるものとされます。

    心理学的には、養育者との情緒的な特別な結びつきのことを言い、乳幼児期の赤ちゃんが心身の健全な成長のために必要な安心・安全を提供するものとします。
    この心理学講義では、この意味での愛着についての話です。

    「愛着理論」の資料、後半の講義の動画データは販売しておりますので、ご希望される方は、下記連絡先にお願いいたします。shop@hikarinowa.net

    「愛着理論」の教本は>>>こちらでご紹介しています。

     

     

団体改革に伴うご注意

  • 【動画の内容に関するご注意】ひかりの輪の団体改革に関連して (2014年11月26日)

    ●哲学教室への改革前の動画の削除

    ひかりの輪は、2013年から14年位かけて、それ以前よりいっそう明確な形で、宗教的な団体ではなく、哲学教室として運営するために、団体活動の改革を行いました。そのため、改革以前の講話等の動画はHPから削除しています。

    ●過渡期の動画の扱い

    しかしながら、過渡期における講話等の内容の中には、改革前に用いていた用語や概念が若干残っているものの、内容が良いものがあり、それだけの理由で削除するのは、ご視聴を希望される皆さんの利益に反すると考え、哲学教室への改革として、大きな問題とは思われない範囲であれば、掲示を続ける方針を取っています。

    ●改革前と後の思想とその表現の違い

    そこで、改めて、改革後の団体の思想とその思想の表現方法について、必要に応じて、それ以前の思想と表現の違いについて、列挙しておきたいと思います。

    以前は、ひかりの輪は、「21世紀の新しい宗教の創造を目指す」と考えていました。改革後のひかりの輪の位置づけではなく、宗教ではなく、「東西の思想哲学の学習教室」、「哲学教室」といったものです。

    なお、この中には、宗教の思想を理性が納得いくように再解釈した「宗教哲学」の学習・実践は含みますが、それに加え、西洋の心理学・哲学・科学の思想の学習を含みます。

    また、思想哲学の教室として、何か特定の神・仏・人物、宗教・宗派・思想、経典・教典を信仰・崇拝・絶対視することは全くありません。生存中の人物に限らず、歴史上の人物も信仰・絶対視しません。特定の対象に祈願したり、供養したり、懺悔することもありません。特定の神仏に関連づけられた学習・修行も行いません。

    改革以前は、団体の教室に祭壇があり、お香・灯明をささげる供養や神仏に懺悔するといった仏教的・宗教的な儀礼などがありましたが、改革と共に廃止されています。なお、信仰を伴わない、仏教的瞑想法は解説される場合があります。

    この改革に伴い、各支部は、原則として、支部道場ではなく、支部教室と呼ばれるようになりました。
    また、ひかりの輪には、仏教が言う出家者と在家者の区別はなく、あるのは、団体の活動に専従する専従会員(略称はスタッフ)と、団体の教室に通う一般会員(略称は会員)です。

    ●他の宗教やその聖地の紹介に関して

    なお、他者の思想・哲学・宗教・文化の一部で、有益な話しがあれば、それを紹介することはありますが、これは団体として、それを信仰・崇拝するものではありません。

    また、団体が行う聖地巡りなどの中では、神社仏閣等を訪れますが、それは、その土地の宗教・文化を尊重しつつも、その宗教・神仏・聖人・仏像・法具・神具などを信仰・絶対視するものではありません。また、団体が特定の場所を聖地として認定し、他と区別する意図もありません。

    ●象徴物という概念

    ひかりの輪は、哲学教室として、特定の信仰・崇拝の対象をもちませんから、特定の仏像・仏具・法具・神具といったものを信仰・絶対視もしません。

    そうした中で、日本の仏教・神道の文化の中には、霊験あらたかな仏像・霊像などと紹介される仏像などもあり、それを紹介することはあります。

    しかし、それは、見る人の中の神聖な意識を引き出す手段=象徴・シンボルと解釈しており、神格化・絶対視・信仰の対象とするものではありません。また、そうした象徴というものは、当然のことですが、人によって違ってよく、またまったくなくても
    構わないと考えています。よって、何かの象徴物を義務付けることもありません。

    ●読経瞑想の名称の変更

    その中で、仏教の思想哲学・瞑想法の紹介もあります。その中で、以前、三仏の法則・三仏心経と呼ばれていた仏教的な瞑想は、三仏を含め特定の神仏を信仰・崇拝しないという意味から、名称が変わり三悟の法則・三悟心経に変更されています。
    その他の読経瞑想も名称が変更となりました(三仏輪経→三悟智経、三乗輪経→三縁起経、三性輪経→三性理経など)。

    ●神・神仏の存在に関して

    また、神、神仏といった言葉を用いる時がありますが、その存在を絶対視しません。神・神仏の存在は肯定も否定もできないというスタンスです。人は、神仏の存在のようなものを感じることはあるが、知ることはできないと考えます。

    ただし、人は自分一人の力で生きていくことができると考えるのは、逆に真実に反し、傲慢な考え方だと思いますので、自分の生命や活動を支える他者・万物を神仏と見なして感謝・尊重し、今後ともその支えを願うといった謙虚な考え方は大切だと考え、これについて語ることがあります。

    ●スピリチュアルな体験について

    また、聖地めぐりやヨガ・気功・瞑想などでは、不思議な体験、神秘的な体験、霊的な体験・霊性(スピリチュアリティ)などと呼ばれる体験をすることがあり、それが語られることがりますが、それらの体験を過大評価・神格化することを避けています。

    そのような体験は、心理学で言うシンクロニシティ現象とも解釈できるものもあるとは思いますが、不思議なものは不思議なものとして、鼻から錯覚と決めつけ否定もせず、過大評価・神格化もせず、という考え方で、バランスを取って解釈・表現するものです。

    ●ヒーリングとその意味合い

    なお、ひかりの輪では、各種のヒーリングがあります。例えば、仏教の法具や音叉など、心が静まる音(聖音)によるヒーリング、体が温まる成分を含んだお湯による入浴ヒーリング、読経瞑想によるヒーリング、認知療法などの心理療法的なヒーリング・カウンセリングなどです。
    しかし、これらは、決して、神・神霊・その他神格化された何かによる効能があると主張するものでもなければ、それを施す者(ヒーラー側)を神格化・絶対化するものでもありません。

    ●密教の扱いに関して

    団体は、かなり以前は、密教系の思想の学習や実践は行なっていましたが、ここ数年は、実質的にほとんど行なわなくなり、今回の改革後は、正式にとりやめました。

    同様にいわゆる密教の瞑想・儀式・儀礼・勧請・イニシエーション・エンパワーメントといったものも一切採用していません。また、密教を仏教の最高峰として、小乗・大乗・密教という三乗の考え方も採用していません。むしろ大乗仏教の一部としています。

    ただし、密教に限らず、ヨガ・仙道・中国医学に共通した思想として、体の中を流れる目に見えないエネルギーとその通り道や交点という思想は採用しています。具体的には、道教・仙道・気功・中国医学が説く気・気道・経絡・経穴、ヨーガのプラーナ・ナーディ・チャクラ、チベット仏教の管・風・心滴などの概念です。密教独自の話ではないと位置付け、講話で言及することがあります。

    真言(マントラ)も、密教独自の修行と誤解されがちですが、実際には大乗経典やヒンズー・ヨーガの修行法でもあります。しかし、今現在のひかりの輪では、団体の仏教学習では事実上、行っていません(三宝真言という仏教でもっと基本的なものだけは規定上は認めています)。

    また、国内外の密教系の宗派(日本の天台宗・真言宗・チベット密教など)の話題が出る場合もありますが、それを信仰・採用しているという意味ではありません。単純に、大乗仏教の一部として紹介しているに過ぎません。同様に、密教の経典と分類される世界観の一部を大乗仏教の思想の一部として紹介することもありますが、それも同様に信仰対象ではなく、紹介に過ぎません。

    なお、団体は、密教でよく用いられる、美しい音を出す仏教法具などをヒーリングに用いていますが、他の皆さんも行っているように、あくまでヒーリングツール・瞑想ツールであり、密教信仰を意味するものではありません。 

    ●霊性・霊能に関して

    なお、霊的・霊的な浄化・霊性という言葉を使ったり、霊能者の話題が出る場合がありますが、これは、決して神霊に関係した何かという意味で用いているのではありません。それらの概念・体験を過大評価・神格化・絶対化する意図はなく、そうしたものの問題・危険性を十分に指摘しながら、取り扱っています。
    なお、気の浄化、気の流れの浄化、波動の浄化といった表現を用いることがありますが、同様にそうした概念・体験を過大評価・神格化するものではありません。

    ●輪廻転生の存在に関して

    また、講話の中で、輪廻転生に関する話が出てきますが、ひかりの輪自体は、輪廻転生や生まれ変わりは、否定も肯定もしない立場です。
    その中で、仏教や他の宗教の思想として、それを紹介する場合があります。

    ●ひかりの輪の学習・実践(修行)に関して

    なお、心を安定させ、豊かにして、悟りに近づくために、ひかりの輪が提唱する4つの学習・実践として、思想の学習、言動の改善、行法と瞑想、環境の改善があります。これは、改革前には、教学・功徳・行法・聖地といった仏教的な用語で表現されていた場合があります。
    いずれにせよ、これらの学習・実践は、何かを信仰・崇拝する必要はないものです。

     

     

2016年08月
Su Mo Tu We Th Fr St
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
  • RSSフィード

    • RSS Feeds

ひかりの輪ポータルサイト
一般の方のために
ひかりの輪YouTubeチャンネル
ひかりの輪ネット教室
ひかりの輪ネットショップ
著作関係
外部監査委員会
アレフ問題の告発と対策
地域社会の皆様へ