動画[講話]
上祐史浩の講話の動画をご紹介します。

【動画[講話]】の新着情報

2016/06/27
第289回『英国EU離脱:自国中心主義と戦争の歴史を繰り返さないための人類の幸福感の革新とは』(2016年6月26日 東京 63min)
2016/06/20
第288回『極限の集中状態=サマディを得るヨーガ行法の効果と問題とその解決』(2016年6月19日 福岡 68min)
2016/06/13
第287回『悟りの道程と、それを加速するヨーガ行法』(2016年6月12日 大阪 51min)
2016/06/03
第286回『仏教的な生き方の恩恵と法縁の貴重さ』(2016年5月29日 東京 62min)
2016/05/23
第285回『本当に成長するための心構え:競争心と菩提心』(2016年5月22日 福岡 59min)
2016/05/21
心理学講義『私に価値があるの? ~自己存在価値を求めて~』(2016年5月1日 72min)
2016/05/20
第283回 GWセミナー特別教本『新しい幸福と成長の哲学』第7回(2016年5月3日 108min)
2016/05/16
第282回 GWセミナー特別教本『新しい幸福と成長の哲学』第6回(2016年5月2日 97min)
2016/05/15
第281回 GWセミナー特別教本『新しい幸福と成長の哲学』第4回(2016年4月30日 95min)
2016/04/29
第280回GWセミナー特別教本『新しい幸福と成長の哲学』第1回(2016年4月29日67min)
2016/04/26
第279回『仏教的な幸福と成長の哲学』(2016年4月24日 東京 58min)
2016/04/23
2016年4月24日仏教哲学講座11回『仏教的な幸福と成長の哲学』 
2016/04/18
第278回『輪廻転生の総合解説と輪廻を超越する悟り』(2016年4月17日 福岡 75min)
2016/04/11
第277回『生まれ変わりはあるか』(2016年4月10日 大阪 61min)
2016/04/10
大阪、上祐代表講話会第1部レジメ (2016年4月10日(日))
2016/03/28
第276回『仏教心理学(唯識思想):幸福・不幸を決めるのは心の持ち方』(2016年3月27日 東京 50min)
2016/03/13
第275回『苦楽の分かち合い、キリスト教と仏教の違い、死を乗り超える感謝の教えなど』(2016年3月13日 福岡 75min)
2016/03/06
第274回『 全ては心の現れと説く仏教哲学‐敵と友も心が作り出す』(2016年3月6日 名古屋 56min)
2016/02/28
第273回『苦しみを和らげる仏教の法則』(2016年2月28日 東京 60min)
2016/02/14
第272回『自分の真の価値を発見する智恵』(2016年2月14日 大阪 66min)
2016/02/09
第271回『自分と他人を自然に愛せるようになる三つの方法』(2016年2月7日 福岡 89min)
2016/02/07
第270回『仏教思想が与える現実生活での五つの幸福』(2016年1月31日 53min 東京)
2016/01/24
第269回『劣等感への3つの対応と、優越感の4つの落とし穴とその脱却法』(2016年1月24日 60min 東京)
2016/01/24
第268回『現代人のための新しい仏教解釈:「輪の法則」 』(2016年1月17日 63min 大阪)
2016/01/18
第264回~267回 年末年始セミナー特別教本『総合解説 一元の智慧 万物一体の真理』の解説講話
2016/01/08
心理学講義『愛着理論(前編)』(2016年1月1日 85min)
2015/12/24
第262回『常識の中にある錯覚を超える智慧』(2015年12月13日 大阪 58min)
2015/12/18
上祐代表講話の、DVD、動画、音声データ(MP3)の販売のお知らせ
2015/12/07
心理学講義『ポジティブ心理学』(2015年8月13日 69min(前編))
2015/12/02
心理学講義『アドラー心理学』(2015年5月2日 93min(前編))
2015/12/01
心理学講義『ユングのタイプ論』(2015年1月1日 70min(前半))
2015/11/20
第261回『苦楽は比較で生じると知り、苦楽をコントロールする智恵』(2015年11月15日 大阪 60min)
2015/10/20
第259回『悟りの哲学が教える新しい幸福観・価値観とは?』(2015年10月11日 大阪 59min)
2015/10/19
第257回『卑屈、妬み、コンプレックスについて』(2015年9月27日 東京 45min)
2015/10/07
第258回『悟りの人生哲学ー生きる意味や幸福について』(2015年10月4日 福岡 64min)
2015/09/15
第256回『言葉による思考の弊害:心の苦しみ』(2015年9月13日 大阪 76min)
2015/09/11
第255回『仏教の心理学:唯識思想から』(2015年9月6日 福岡 65min)
2015/09/01
第254回『言葉、言葉による思考について』(2015年 8月30日 55min)
2015/08/10
第249回『仏教の心理学 心の三毒と知恵と慈悲について』(2015年8月9日 大阪 101min)
2015/08/03
第248回『苦楽表裏・心の器・スピリチュアルエゴ・苦は無常』(2015年8月2日 福岡 74min)
2015/07/31
第247回『日本の宗教史と2045年問題について』(2015年7月19日 東京 105min)
2015/07/22
第245回『心の安定・輪の人間観・苦楽中道の教え』(2015年7月5日 福岡 83min)
2015/06/30
第244回『コンプレックスによる心の歪みについて』(2015年6月21日 大阪 43min)
2015/06/21
第243回『仏教における4つの広大な心と幸福観』(2015年6月14日 福岡 95min)
2015/06/05
第242回『悟りの3つの視点と悟りを体験する方法』(2015年5月31日 大阪 64min)
2015/05/20
241回『不安は欲求を和らげることで弱まる』(2015年4月26日 大阪 53min)
2015/05/19
第240回 『感謝と慈悲について』(2015年5月10日 福岡 76min) 
2015/05/11
第237〜239回GWセミナー特別教本『心の安定のための人生哲学 不安・卑屈・孤独・怒りの解消』解説講話
2015/04/24
第236回『孤独、寂しさをどのように和らげるか(2015年4月19日東京60min)』
2015/04/20
第235回『悩み・後悔について(2015年4月5日福岡61min)』
2015/04/19
第234回(2015年3月29日東京60min)
2015/04/07
第233回『卑屈・うつの予防になる思考習慣(2015年3月15日名古屋63min)』
2015/03/17
第232回『不安、コンプレックス、死の恐怖を超える考え方(2015年3月8日福岡135min)』
2015/03/16
第231回(2015年3月1日東京61min)
2015/03/15
第230回『コンプレックスの苦しみを乗り越える。アドラーの心理学と、仏教心理学の唯識思想から(2015年2月15日 大阪94min)』
2015/03/15
第229回『ひかりの輪の思想は、イスラム国のテロを防止するワクチンとなる。(2015年2月8日福岡98min)』
2015/03/15
第228回『イスラム国、宗教のテロ・戦争はどうしたら防げるか。オウムの反省・教訓から (2015年1月25日 大阪 56min)』
2015/03/15
第221〜227回年末年始セミナー特別教本『哲学・科学・宗教』解説講話
2014/12/20
第220回『自他の区別を超えた感謝と恩返しー家族・人間関係・政治 2014年12月7日福岡91min』
2014/12/20
第218回『知性(哲学、科学、宗教)の分析と霊性 2014年11月23日大阪60min』
2014/11/26
【動画の内容に関するご注意】ひかりの輪の団体改革に関連して
2014/11/24
第217回『ひかりの輪における科学と幸福2014年11月9日福岡85min』
2014/11/24
第216回『宗教と哲学について、科学と非科学について 2014年10月26日東京64min』
2014/11/08
第215回『依存の脱却と感謝の思想:公安当局・祭壇破棄・イスラム国2014年10月19日大阪62min』
2014/10/28
第214回『「輪の思想、法則、悟り」について 2014年9月28日東京47min』
2014/09/12
第213回『ひかりの輪の幸福哲学ー心の成長のために2014年9月7日福岡89min』
2014/08/13
『心理学講義:自己愛について(2014年8月13日 93min)』
2014/08/10
第206回『空の思想について 2014年8月3日福岡96min』
2014/08/08
第203回『ブッダの智慧ー苦をどう考えるか・忍辱の教え 2014年7月6日福岡94min』
2014/08/07
第205回『苦しみを喜びに変える方法について 2014年7月20日東京51min』
2014/07/25
第204回『苦しみをやわらげ、喜びに変える3つのブッダの教え 2014年7月14日大阪57min』
2014/07/25
第201回『仏教における苦しみの解決法・悟りの状態とその道 2014年6月22日大阪67min』
2014/07/10
第202回『仏陀の教えの精髄 2014年6月29日 東京 56min』
2014/06/14
第199回『マインドフルネス:心をコントロールする技法 2014年5月25日 東京 48min』
2014/05/02
『 心理学講義:「認知療法」の理論と実践(2014年5月2日97min)』
2014/05/02
第190回『平等社会の希求ー未来社会の思想を考える 大阪2014年4月13日74min』
2014/05/01
第189回『多様な幸福観に基づく未来の慈悲の社会 2014年4月6月 福岡 98min』
2014/05/01
第188回『 四つの広大な仏の心について・人類の近代の歴史:思想哲学、宗教の視点から 2014年3月30 東京72min』
2014/05/01
第187回『優劣の比較をしないものの考え方について 2014年3月9日名古屋 64min』
2014/05/01
第186回『自他を比較せずに皆を尊重する道 2014年3月2日福岡 78min』
2014/03/02
第184回『なぜ皆が幸福になりたいのに不幸になるのか。不幸に繋がる喜びと、幸福に繋がる苦しみを知る2014年2月2日福岡101min』
2014/03/02
第183回『2014年1月26日東京64min』
2014/02/09
第182回『敗北の苦しみから慈悲の幸福へ2014年1月19日大阪65min』
2014/02/04
ひかりの輪「YouTubeチャンネル」開設しました

このコーナーについて

  • 上祐代表の講話の動画などをご紹介 (2015年12月08日)

    このコーナーでは、上祐代表の講話の動画などをご紹介しています。
    ひかりの輪のYouTubeチャンネルなど、ぜひお楽しみ下さい。

    ひかりの輪YouTube

ネット生中継用教本テキスト(セミナー)

  • 2016年4月24日仏教哲学講座11回『仏教的な幸福と成長の哲学』  (2016年04月23日)

    1)一般的な幸福観

    一般には、今よりももっと、他人よりももっと、何かの喜びを求めて、それを得ることで幸福になると考える。しかし、それは他との競争・奪い合いの一面があって、多くの人が、多くの場合に、そうできるわけではない。求めても得られず、むしろ失い、奪い合いの中で、苦しめ合う場合も多い。結果として、「求めて得られない幸福」、「逃げても逃げられない苦しみ」を抱えることになる。


    2)仏教的な幸福観

    仏教は、自分が体験する現実は、心(正確には五感と意識)が作り出している一面があり、幸福・不幸も心が作り出すとする。
    これを分かりやすく言えば、心の持ち方・考え方、価値観・視点といったものを変えれば、より幸福を感じ、不幸・苦しみを和らげることができるというのである。


    3)求めて得られない幸福に対して

    幸福は心が作り出すという視点から見ると、幸福が得られないという問題も、心の持ち方・視点の問題であり、具体的に言えば、以下の通りである。

    1.既にある幸福を見ようとしない。

    常に今ない幸福を未来に求めて、それを得ることばかりが幸福だと考えている。言い換えると、足るを知ることがなく、感謝が少なく、自分よりも恵まれていない人のことは考えることが乏しい(慈悲の乏しい)。

    実際には、既に(自分も他人も)得ている幸福の方が、まだ得ていない幸福よりも、実際には膨大である。しかし、今よりもっと、他人よりもっとと、果てしなく求める欲求(貪り)のために、これが全く見えなくなっている。
    例えば、21世紀の日本社会は、客観的には、人類史上最も恵まれた社会であるが、その素晴らしさを実感して感謝することはなかなかない。それは既に皆が得ているから、当たり前のものだとばかり感じている。こうして、これは、貪りの心(際限のない欲求)が作り出す苦しみである。

    2.他の幸福を喜びとしようとしない

    常に自分が(他よりも)幸福になることばかりを考えている。自分の幸福は喜びだが、他の幸福は妬ましく苦しみであって、幸福は、自分と他人の間で奪い合うものだという考えが強い。これは、妬みの心(自分と他人の幸福を区別する心)が作り出す苦しみである。

    しかし、他の幸福を自分の喜びにする広い心は、実際には、大きな恩恵がある。具体的には、1.広い心自体が、生理的に心地良い。2.他との奪い合いがなく、精神的な安定・健康・良好な人間関係が得られる。3.加齢と共に失われず、むしろ訓練で増大する。4.自分は1人だが、他は無数だから、自分の幸福だけを喜びにするよりも、多くの(無数の)喜びを得ることができる。

    3.分かち合うものが最高の宝と気づいていない

    他人よりも多くを得ることが幸福だと思い込めば、他と分かち合っているものこそ、最高のものである、ということに気づくことはできない。自分のものは喜びだが、他人のものは妬ましく、誰のものでもないものには、関心が乏しい(価値・喜びを感じることが乏しい)。

    しかし、実際には、この世界が最も価値があるものは、自分ものも他人のものも、自分も他人もすべてを含み、生み出し、包んでいる、宇宙、地球、大自然の万物であろう。しかし、その素晴らしさ・価値を感じることがない。
    逆に、宇宙万物に比べれば、極めて卑小であり、さらに長続きしないものが、自分や他人の財産・地位・名誉である。しかし、それが、自分のものか、他人のものかに関して、滑稽なほどに、一喜一憂している。
    これを言い換えれば、真の幸福(=万人と分かち合っているもの)に気づいていないため、偽りの幸福を追い求めて、苦しんでいるとも表現できる。


    4)逃げられない苦しみに対して

    苦しみの対象から逃げることができれば、そうして解決すれば良いだろうし、実際に既にそうしているものだろう。しかし、逃げられない苦しみに関しては、心の持ち方・視点を変えて解消することが、唯一の対処法である。その視点からは、以下の問題がある。

    1.実際よりも悪いと考える

    苦しみを増大させる一つの要因は、実際よりも、苦しみを過大視すること。実際よりも悪いと考える。例えば、何か嫌なことを経験する時だけでなく、する前も、した後も、嫌だと思い、そのため、合間なく、ずっと苦しむなど。苦しみが永続し、合間がないと感じる。
    実際には、苦しみは時とともに消えていくものだし、生じたり消えたりと合間もあるものである。これは、(苦しみを過剰に)嫌悪するために生じる苦しみである。

    2.良い面もあることに気づかない

    仏教は苦楽表裏を説き、苦しみの裏側には喜びがあると説く。実際に、苦しみは、人の努力・成長をもたらす面がある(例えば失敗は成功の元)。また、仏教的には、悟りと慈悲は苦しみから生まれるとさえ言われる。
    自分の感じる苦しみは、自分にばかりとらわれるエゴ・自我執着が根本の原因であるから、悟りを求める原動力となるもので、さらには、他の苦しみを理解する(慈悲)の源であるからだ。
    言い換えれば、目先は苦しみであっても、その先には様々な恩恵があることに気づいてないのである。これと同じように、目先の喜びに流されてしまい、その先にある苦しみには気づきにくい。

    3.必要な面があることに気づかない

    さらに言えば、全く苦しみがなければ、本当の努力・成長は、なかなかないだろうし、悟り・慈悲を育てることはできない。その意味で、全く苦しみがないということは恐ろしいことであり、一定の苦しみは人にとって必要だろう。

    しかし、私達は、無意識的に、苦しみは、なるべくない方が良いと考えるから、結果として、苦しみを過剰に嫌がる傾向がある。しかし、一定の苦しみが必要だとすれば、自分自身に対して、「今自分が抱えている苦しみは、過剰なのか、それとも足りないのか」と問い、心の持ち方を調整する必要があるだろう。

    なお、仏陀の教えは、苦行主義を否定している。言い換えれば、苦しめば苦しむほどよいとは主張していない。快楽主義も苦行主義も否定する。これは、楽にも苦にも偏らない中道とされる。

  • 大阪、上祐代表講話会第1部レジメ (2016年4月10日(日)) (2016年04月10日)

    仏教哲学講座第9回 『輪廻転生の思想と釈迦の姿勢』

    1.初めに

    今回は、仏教の教義の輪廻転生に関して、その発祥や歴史から、実際に輪廻転生があるのかという真偽や是非に至るまで、かなり幅広く解説する。


    2.輪廻転生(りんねてんせい・てんしょう)とは

    死んであの世に還った霊魂(魂)が、この世に何度も生まれ変わってくることを言う。
    日本では、仏教思想として知られるが、元々インドのヒンドゥー教(バラモン教)の思想で、釈迦以前から存在し、ヒンドゥー教から派生した仏教やジャイナ教にも引き継がれた。また、古代のエジプト、ギリシャ、イスラム教の一部にもある。なお、輪廻は動物などの形で転生する場合も含む(仏教の六道輪廻など)。


    3.インドの輪廻思想

    インド思想の輪廻(サンスクリット語のサンサーラ)は、ヴェーダ、仏典などに見られる用語で、生き物が死して後、生前の行為(カルマ・業)の結果、人間に限らず、動物などの様々な境遇に生まれ変わることである。
    今生の善行は幸福な来世の境遇を、悪行は不幸な境遇をもたらす。行為(業)に基づく因果応報の法則(善因楽果・悪因苦果・自業自得)であり、輪廻の思想と共に、インド人の死生観・世界観を形成した。
    さらに、この輪廻の繰り返し全体を苦と見て、二度と再生を繰り返すことのない解脱を最高の理想ともする。

    その発祥は、ヒンドゥー教の前身であるバラモン教のヴェーダ聖典に萌芽が見られ、その後、ヒンドゥー教の輪廻説が集大成された。なお、輪廻思想は、インド社会伝統の階級制度であるカースト制度と合致する面がある(すなわち前世のカルマで今生の階級が決まるということ)。
    仏教でも、伝統的に輪廻が教義の前提となっており、輪廻を苦と捉え、輪廻から解脱することを目的とする。しかし、仏教では、ヒンズー教と異なり、輪廻の主体となるべきアートマン(永遠不変の魂・我)は想定しない(無我)。


    4.仏教の輪廻思想

    仏教の輪廻の主体は、心の連続体などと表現される。それは、絶えず変化を続ける意識の連続現象のようなものである。永久不変の霊魂(アートマン・我)のようなものはないとされる。
    なお、そもそも、仏教では、「心」とは、意識の連続に対して、仮に名付けた概念である。分かりやすく言えば、心は瞬間瞬間に生じては滅しており、滅した次の瞬間に、よく似た心が生じ、それが延々と続いていると考える。これは死後に限らず、生前もそうである。
    よって、心は永久不変ではないが、断絶することもない。以前と同一の「自分の心」があるという認識(自我意識)は錯覚であって、実在しないとする。


    5.六道輪廻

    原始仏典では基本的に、天、人間、畜生(動物)、餓鬼、地獄の五道輪廻が説かれた。その後、修羅(阿修羅)を加え、天・人・修羅・畜生・餓鬼・地獄を、併せて六道と称するようになった。
    その中で、天・人・修羅を六道の中で相対的に幸福な世界として善趣、動物・餓鬼・地獄を悪趣とする場合がある。また、人間と阿修羅のどちらを上位とするかは宗派によって違いがある。


    6.現代の輪廻に関する釈迦の真意の探求

    こうして、輪廻は、仏教の伝統的な思想であるが、現代の仏教者や研究者の中には、「釈迦は、自分が生まれた時には既にインドで常識化していた輪廻思想を否定はしなかったが、強調はせず、現世(この世)で悟ることを重視した」とする者が少なくない。その中には、「釈迦は、輪廻を信じていたのではなく、方便として認めた(用いた)」と主張する者も少なくない。

    これはなぜかというと、まず、仏教には、大乗仏典のように、実際には、釈迦の死後に作られたと思われる経典が多いものの、ほぼ確実に釈迦の直説と思われる原始仏典の中では、釈迦が輪廻を説いているものは、皆無ではないが、かなり少ないという事実がある(在家の信者に天界に生まれ変わる教えと説いたものなど)。

    さらに、釈迦は、生命(魂)と身体は同じか別かと問われた際に、そのような問いに関する議論は、無益で、修行に関係なく、悟りに至るものではないとして答えなかったという事実がある(無記)。その際、色々なたとえを用いて、それがどうであろうと、人は苦しんでおり、修行をすれば、苦しみをなくすことができるのに、そうした議論をしていると、苦しみを抱えたまま死んでしまう、と説いた。

    この事実から、釈迦が、死後の世界に関しては議論しても、真偽は決定されず、時間を消費するのみだと考えていたことがわかる。これから、釈迦自身も、輪廻が有るとも無いとも論証できず、一部信者の善導に有益と思えば、方便として、それを用いたのではという推察が出てくるのである。

    なお、輪廻転生はインド社会のカースト制度の階級差別を正当化する面があるので、それに反発して、インドでの仏教の復興を主導したビームラーオ・アンベードカルは、独自の経典研究の結果、「ブッダは輪廻転生を否定した」と考えた。これは現在のインド新仏教の指導者にも受け継がれている。これは社会的視点からの輪廻の否定である。

お知らせ

  • 上祐代表講話の、DVD、動画、音声データ(MP3)の販売のお知らせ (2015年12月18日)

    上祐代表の様々な講話のDVD、動画データ、音声データ(MP3)の販売を行っています。代表と山口指導員による心理学講義も扱っております。

    そして、このHPで無料公開している講話・講義に加え、このHPで公開していない、有料非公開の講話・講義も、販売しております。

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    ◆お申込み方法

    お申し込み方法は、その対象によって、下記の2通りに分かれています。


    (1)ネットショップでのお申込み

    ネットショップには、上祐代表の有料非公開の講話・講義のDVD多数が掲示・販売されております。これについては、ネットショップのお申し込み方法に従って、お申し込み下さい。


    (2)下記メールアドレスによるご注文

    ネットショップで販売している講話・講義のDVD以外のお申し込みは、下記メールアドレスまで、下記のメールに必要事項を記載してお申し込みください。

    ●メールアドレス:tokyo@hikarinowa.net

    ●必要記載事項

    1.お客様のメールアドレス
    2.お客様のお名前(口座振込みのお名前)
    3.お客様のご希望の講話・講義のタイトルと日付
    4.お申込みの講話・講義の合計数と、合計金額
    5.お振込み日
    6.DVDをお申し込みの方は、郵送先の住所と宛名
    ※動画・音声データはメールアドレスのみで結構です

    ●料金
    DVD:いつの講話につき 1000円
    動画データ:一つの講話につき 800円円
    音声データ:一つの講話につき 300円

    ●お振込先

    三井住友銀行 津田沼駅前支店 普通1255416 ホソカワミカ

    ※振込手数料は、ご希望者さまのご負担でお願いいたします。

    ●お届けする方法など

    銀行振込みでのご入金が確認でき次第、
    1.DVDは、指定された宛先・宛名に郵送いたします。
    2.動画データ、音声データは、指定されたメールアドレスにメールにてお送りいたします。

    ●お申込みいただける講話・講義


    1)本HPで無料公開している講話・講義の全て

    ご自身で動画・音声データ・DVDにするのではなく、当団体に依頼されたい方のご注文をお受けします。


    2)ネットショップで販売しているDVDの動画データ・音声データ

    DVDではなく動画・音声データでほしい方のためです。


    3)下記の非公開の講話・講義(ネットショップでも販売していません)


    ◆上祐史浩の講話

    1.2015年GWセミナー特別教本
    『心の安定のための人生哲学 不安・卑屈・孤独・怒りの解消』の解説講話の4回~6回

    ※下記の講話タイトルの数字は、年月日を表しています。

    ◎20150503 GWセミナー講話 第4回
    第3章「孤独・寂しさを越える」についての解説と質疑応答

    ◎20150503 GWセミナー講話第5回
    第4章「怒りを超え、広い心を培う(前半)」についての解説と質疑応答

    ◎20150504 GWセミナー講話第6回
    第4章「怒りを超え、広い心を培う(後半)」についての解説と質疑応答


    2.2015年夏期セミナー特別教本
    『仏教の心理学 心の三毒、智慧と慈悲』の解説講話2回、4回、6回、7回

    ◎20150812 夏期セミナー講話 第2回
    第1章 「仏教心理学の精髄:心の三毒と、智恵と慈悲」の解説と質疑応答

    ◎20150813 夏期セミナー講話 第4回
    第2章 「自と他に対する嫌悪を超える智慧」の解説と質疑応答

    ◎20150814 夏期セミナー講話 第6回
    第3章 「現代社会の心の闇を解く:無差別殺人の心理学」の解説と質疑応答

    ◎20150815 夏期セミナー講話第7回
    第4章 「悟りとは何か:目から鱗の仏教思想」


    ◆心理学講義;山口指導員と上祐代表による対談形式


    ◎20150502 心理学講義第1部:『アドラー心理学1』
    (フロイト、ユングと並び「心理学界の三大巨頭」と称されるアドラーの心理学)

    ●内容紹介

    1.アドラー心理学の基礎である劣等感について
    劣等感は必ずしもマイナスなものではなく、劣等感をバネに成長に導くものである。しかし、劣等感が甚だしく、劣等コンプレックスに陥り、引きこもりなどになってしまうこともある。

    2.また、他を批判したり、他に責任転嫁することで他を貶めて優越感を感じようとする優越コンプレックスになることもある。
    劣等コンプレックスの解消は、自分の居場所があり、仲間を信頼し、仲間の役に立とうとする感覚(共同体感覚)を身につけることで、社会の中で精神的に健康に生きていける。

    3.「ライフスタイル」が人生を決める。ライフスタイル」とは、生き方を方向付ける価値観、どのように生きるかの態度・性格。

    4.「ライフスタイル診断」テスト:「ライフスタイル診断」を行い、自分のライフスタイルを知る。


    ◎20150502 心理学講義第2部:アドラー心理学2
    『勇気づけによって、ライフスタイルを変える』

    ●内容紹介

    1.共同体感覚に基づいたライフスタイルに変える
    社会と不適切な関係になるライフスタイルは自分の利益のみを中心に考えるものであり、それは、劣等コンプレックスー優越コンプレックス的なライフスタイルである。

    2.社会の中で精神的に健康に生きていくには、共同体感覚に基づいたライフスタイルに変えていくことが必要。

    3.共同体感覚を身につける
    ①自己利益なく、共同体感覚に従うようこころがける
    ②自分を受け入れる
    ③仲間として平等の感覚を持つ
    ④自分を他に対して開く

    4.勇気づけとは?
    勇気づけとほめることの違い。勇気づけは継続的効果があり、相手にやる気を出させる。勇気づけをどのように行うのか。


    4)その他

    ここに具体的な内容をご紹介しませんが、
    1.本部教室で行っている代表勉強会
    2.非公開での各教室での代表講話
    についても、その動画・音声のデータ販売を行っております。

    ご興味のある方は、下記の連絡先までお問い合わせをお願いいたします。


    ◆担当 細川美香
    メールアドレス:tokyo@hikarinowa.net
    連絡先:080-2273-3588

     

  • ひかりの輪・YouTubeチャンネル (2014年02月04日)

    ひかりの輪

    チャンネル
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    出演・講演・トークショー、講話など、各種の動画が分かりやすく掲載されています。



    ぜひ、チャンネル登録して、お楽しみください。

上祐史浩・一般向け講話【2016】

  • 第289回『英国EU離脱:自国中心主義と戦争の歴史を繰り返さないための人類の幸福感の革新とは』(2016年6月26日 東京 63min) (2016年06月27日)

     世界的な低成長を背景に、英国EU離脱・トランプ旋風など、欧米に自国中心主義が席巻し始めた。その先に懸念される、排他主義・保護貿易・国際協力の弱体化は、100年ほど前に、二つの大戦を招いた要因でもある。

     この背景には、低成長時代に悪化する貧富の格差・失業・貧困の問題があり、加えて、欧米には移民の問題、移民問題がない日本では人口減少・財政赤字の問題がある。しかし、その本質と言えば、人類の都市文明発祥依頼5000年続いてきたの富の奪い合いと、それによる優越感へのあくなき欲求である。

     政治制度としては、経済がグローバル化したならば、貧富格差・失業・貧困社会福祉もグローバル化しなければ社会の安定はなく、世界連邦政府の必要性を説き始めた有識者がいる。

     しかし、これを人の心の問題として考えれば、富の分かち合いが善だと言われても、依然として人の心・体・生理は、奪い勝ことを喜びと感じ、その欲求に負けてしまうということだ。だとすれば、人類は、滅亡の瀬戸際まで行かなければ、分かち合いに転じないのか、果たして間に合うのかという懸念さえ出てくる。

     しかし、まだ可能性の段階であるが、奪い合いではなく、分かち合いこそを喜びと感じるように、人間の心・体・生理を革新する智恵・技術がヨーガ・仏教の東洋思想には眠っている。「エネルギーのヨーガ」がもたらす人類の革新の可能性である。

     

  • 第288回『極限の集中状態=サマディを得るヨーガ行法の効果と問題とその解決』(2016年6月19日 福岡 68min) (2016年06月20日)

    1.心理学でフロー状態(ゾーン状態)、仏教・ヨーガでサマディと呼ばれる無欲・無我の最高の集中状態があり、スポーツ・武術・芸術・瞑想に共通する奥儀である。

    2.悟りを求める仏教・ヨーガの修行は、正にそれを体得するプロセス。というのは、悟り(心の幸福と直感的な智恵)には、サマディが必要だから。

    3.具体的な修行として、仏教の八正道・三学、ヨーガの八階梯などを紹介し、物の見方、日常行動、体の気(エネルギー)の流れと環境の改善の重要性を説明。特に気の流れを整える身体行法の持つ大きな効果の説明。

    4.それを日米に持ち込んだ20世紀のヨガ団体は、ヨガナンダ・バクワン・オウムが、それぞれに社会との摩擦を抱えたこと、それを踏まえて、21世紀のヨーガ・仏教のあるべき姿、特に気を扱う強力なヨーガ・仏教の場合の課題を解説。

     

  • 第287回『悟りの道程と、それを加速するヨーガ行法』(2016年6月12日 大阪 51min) (2016年06月13日)

    1.悟りの状態とその道程とは

    悟りとは、物事をありのままに感じる状態であり、実際には安定した広く暖かい心の状態。それを阻むのが「無智」であり、自他(の幸福)を誤って区別し、自己だけを愛するために(自我執着)、様々な苦しみが生じる。

    仏教・ヨーガの悟りの道程としては、悟りの道程は、初期仏教の「八正道」や「三学」、大乗仏教の「六つの完成」、ヨーガ根本経典の「八階梯」などがある。

    これらにおいて、正しい考え方を学び、無智=間違った考え方と連動する悪い行動習慣=悪行を減らし(戒律)、良い行動習慣を増やし、瞑想して心を静めて、悟るという点は共通している。

    2.「気」を扱うヨーガによる悟りの加速

    しかし、ヨーガないし仏教の密教の一部では、上記の教学・戒律・瞑想に加え、体内の目に見えない気(エネルギー)の流れをコントロールすることが悟りの重要な奥儀である。

    気の流れは心と一体不可分のため、特殊な身体行法で、体内の気をコントロールすれば、心をコントロールできるという重要な事実がある。これを活用すると、悟りのスピード、悟りの実感=至福感が、相当に増大するし、付随的にではあるが、霊的な体験も起こる。

    なお、この修行法は、特に先進国では輸入されてから、100年もたっておらず、日が浅い。

     

上祐史浩・一般向け講話[2015]

  • 第262回『常識の中にある錯覚を超える智慧』(2015年12月13日 大阪 58min) (2015年12月24日)

    1.言葉による思考のメリットとデメリット
    【メリット】
    我々は言葉で思考し、事物の「違い」を認識することができる。近代哲学や近代科学の発展において言葉の果たした役割は大きい。
    【デメリット】
    言葉は実際の世界を認識するには粗雑な手段であり、事物の「違い」を際立たせる一方で実の間の「繋がり」が理解できなくなってしまう。

    2.五感がさらに認識を歪めている。
    私たちは言葉に加え、五感によっても物事を様々に誤って認識しており、自他の区別を過剰に意識して悩みや苦しみの原因となっている。色眼鏡を通してで外界を見ているようなもの。

    3.「良い」「悪い」も比較の結果に過ぎない。
    良いものには愛着、悪いものには嫌悪が生じるが、言葉と五感が与える善し悪しの印象は、実際のものとずれており、苦しみの増大につながっている。比較の対象が変われば、良いもの悪いものの評価は変わる。

    4.言葉による思考の弊害に気づこう。
    テロが解決できないのは、真の原因に行き着いていないから。西洋の文明を育てた智慧が、自分と他人の区別を増大させて誤解を生じさせ、憎悪・敵対を強めることに作用している。これを鎮めなければ解決しない。言葉と言葉による思考の弊害が、今の苦しみの根本原因ではないか。敵は外側ではなく、内側にいる。

  • 第261回『苦楽は比較で生じると知り、苦楽をコントロールする智恵』(2015年11月15日 大阪 60min) (2015年11月20日)

    仏教の説く智恵の奥義は、苦と楽の2つが実は一つ=セットであり、同時に生じるということ。
    これを理解すると、苦しみを和らげ、喜びを高める具体的な方法も分かる。
    突き詰めれば、悟りの境地に至り、万物を受け入れ、愛することができる。

    仏教が説く縁起と空の思想は、現象が、条件で生じ(=縁起)、条件が変われば、変化する(実体がない=空)と説く。楽や苦の体験も、無意識的に、何かと比較して感じているものである。

    この無意識の働きを理解し、自分の意思で、比較の対象を変える思考法・瞑想を行うと、苦しみが和らぎ、喜びが増大する。具体的には、感謝や慈悲の考え方・瞑想である。

    一方、他人に勝つことで、幸福になろうとしても行き詰る。求めても得られない幸福・勝利、逃げられない苦しみ・敗北もある。よって、地道な努力によって、自分の心の持ち方をコントロールするのが、本当の幸福の道である。

     

  • 第259回『悟りの哲学が教える新しい幸福観・価値観とは?』(2015年10月11日 大阪 59min) (2015年10月20日)

    悟りの人生哲学・価値観で見ると、新しい人生の道が見えてくる。

    私達は、無意識的に、「自分さえ早く幸福になれれば」と考えている。
    しかし、仏教では、これを「無智」と呼び、長期的には、苦しみを招く根本的な原因だとする。

    一方、悟りの哲学が説く幸福観は、「智慧(智恵)」に基づく。それは、苦と楽、自と他は繋がっていると洞察し、快楽を貪り過ぎず、苦しみを嫌がり過ぎず、他と苦楽を分かち合うこと(慈悲)が、真の幸福の道であることを解明したものである。

    その智恵(智慧)のエッセンスは、事物の繋がり・一体性(縁起の法)を理解することである、これは、万物への愛、慈悲を深めることに繋がり、この価値観こそが、人を長期的に幸福にする。

     

上祐史浩・一般向け講話[2014]

  • 第220回『自他の区別を超えた感謝と恩返しー家族・人間関係・政治 2014年12月7日福岡91min』 (2014年12月20日)

    1. 国民と政治家は、良く考えれば繋がっていて分けらないもの。
    大衆エゴで政治家を批判するばかりとなるのはどうか

    2. 自己評価は、他との優劣の比較・競争でばかり行うのではなく、自分自身の中でなすすべきであり、その際には、欠点の裏に長所があり、人と人の愛の違いは優劣ではなく個性であるという柔軟な発想も必要。

    3.親や政治家に対して批判しながら、過剰に依存することに気を付け本当の意味で自己は自立し、親や社会への恩返しを意識することが、真の成長のステップではないか。

    4.他に対する憎しみなどの否定的な感情を和らげる瞑想の方法
    憎しみと反対の慈愛などの心の持ち方を見出して静めることができる。
    悪いことをしている人に対しては、単なる怒り・憎しみではなく、慈悲心に基づいて善導することが相手にも自分に最善の道ではないか

    5.「感謝」という言葉を読んで字の如く、他から受けている恩恵を思う中で、自分の幸福の裏に他の労苦・犠牲があると気づいて、「謝罪を感じる」という意味合いがあるのでは。それは他への恩返しにつながる

     

  • 第218回『知性(哲学、科学、宗教)の分析と霊性 2014年11月23日大阪60min』 (2014年12月20日)

    1.哲学、科学、宗教の分析

    哲学とは何か。哲学と科学とは。宗教と科学との違い、科学と非科学と の違いとはなんなのだろうか。人間の知性の営みとしての哲学、科学、宗教の違いとその繋がりを明らかにする。そして、科学と非科学との違いを分析していく とその違いの判断は難しくなり、人間の欲望に絡んで集団心理が働き、科学界と宗教界、産業界がそれぞれに繋がって類似性を帯びていく姿を明らかにしていく ことで、違いと繋がりを理解することの大切さを説いている。

    2.質疑応答

    ①名誉棄損訴訟について。
    3円訴訟の理由と、弁護士の有無。

    ②宗教から脱皮して残ったものとは。
    宗教、科学、哲学、霊性をそれぞれ大切にしながらも絶対視せず、お互いが抑制しながらも支えあっていくバランスが大切であり、それが輪、和の思想である。脱皮して残ったものとは、混然一体とした調和、バランスを求めていく人類の叡智が存在している。

     

心理学講義

  • 心理学講義『私に価値があるの? ~自己存在価値を求めて~』(2016年5月1日 72min) (2016年05月21日)

    1.自己存在価値とは
    自己存在価値とは「自分が存在する価値」。人が生きる上で、「自分は存在する価値がある」と感じることは不可欠。自分には価値があるという感覚=自己価値感を欲している

    2.二つの自己価値感
    自己価値感には、表面的な状況的なものと、根底の基本的なベースのものがある。表面的な状況的な自己価値感とは、「いい学校にはいったら」「表彰されたら」「スタイルがよくなったら」など条件が整って感じるもの。一方、基本的な自己価値感は、欠点や未熟な点があっても、自分に価値があると感じること、ありのままの自分を認めることができる状態

    3.自己価値観の形成の仕方・高める方法
    詳細は講義をご覧ください


  • 心理学講義『愛着理論(前編)』(2016年1月1日 85min) (2016年01月08日)

     

    ◆愛着とは◆

    仏教では、愛着は煩悩の一つで、根本的な3つの煩悩のうち貪り(貪:とん)といわれるもので、苦しみを生じさせるものとされます。

    心理学的には、養育者との情緒的な特別な結びつきのことを言い、乳幼児期の赤ちゃんが心身の健全な成長のために必要な安心・安全を提供するものとします。
    この心理学講義では、この意味での愛着についての話です。

    「愛着理論」の資料、後半の講義の動画データは販売しておりますので、ご希望される方は、下記連絡先にお願いいたします。shop@hikarinowa.net

    「愛着理論」の教本は>>>こちらでご紹介しています。

     

     

  • 心理学講義『ポジティブ心理学』(2015年8月13日 69min(前編)) (2015年12月07日)

    ポジティブ心理学

    ポジティブ」という言葉から受けるイメージは、何でも楽観的に捉え、明るく元気という「空元気」、あるいは「現実逃避(軽視)」して明るく振る舞うという軽い浅薄なイメージがあるが、この心理学でいう「ポジティブ」はそういうものではありません。現実に苦難があればそれを直視して乗り越えて行こうという積極的なものである。にこにこ笑顔の元気さだけを扱うものではない。
    この点、誤解されやすいネーミングだと思われる。

    ポジティブ心理学の分野のなかで、ある意味中心的な理論として「拡張-形成理論」というものがある。心理学博士のバーバラ・フレドリクソンという人の唱えた学説。

    この他、ポジティブ心理学の理論として有名なものは「フロー体験」というものがある。フロー体験とは、「そのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している状態で、そのことがすばらしくうまくいっている状態」をいう。

    心理学講義の資料は、1000円で販売しております。
    ご希望の方は、shop@hikarinowa.netまで。

     

団体改革に伴うご注意

  • 【動画の内容に関するご注意】ひかりの輪の団体改革に関連して (2014年11月26日)

    ●哲学教室への改革前の動画の削除

    ひかりの輪は、2013年から14年位かけて、それ以前よりいっそう明確な形で、宗教的な団体ではなく、哲学教室として運営するために、団体活動の改革を行いました。そのため、改革以前の講話等の動画はHPから削除しています。

    ●過渡期の動画の扱い

    しかしながら、過渡期における講話等の内容の中には、改革前に用いていた用語や概念が若干残っているものの、内容が良いものがあり、それだけの理由で削除するのは、ご視聴を希望される皆さんの利益に反すると考え、哲学教室への改革として、大きな問題とは思われない範囲であれば、掲示を続ける方針を取っています。

    ●改革前と後の思想とその表現の違い

    そこで、改めて、改革後の団体の思想とその思想の表現方法について、必要に応じて、それ以前の思想と表現の違いについて、列挙しておきたいと思います。

    以前は、ひかりの輪は、「21世紀の新しい宗教の創造を目指す」と考えていました。改革後のひかりの輪の位置づけではなく、宗教ではなく、「東西の思想哲学の学習教室」、「哲学教室」といったものです。

    なお、この中には、宗教の思想を理性が納得いくように再解釈した「宗教哲学」の学習・実践は含みますが、それに加え、西洋の心理学・哲学・科学の思想の学習を含みます。

    また、思想哲学の教室として、何か特定の神・仏・人物、宗教・宗派・思想、経典・教典を信仰・崇拝・絶対視することは全くありません。生存中の人物に限らず、歴史上の人物も信仰・絶対視しません。特定の対象に祈願したり、供養したり、懺悔することもありません。特定の神仏に関連づけられた学習・修行も行いません。

    改革以前は、団体の教室に祭壇があり、お香・灯明をささげる供養や神仏に懺悔するといった仏教的・宗教的な儀礼などがありましたが、改革と共に廃止されています。なお、信仰を伴わない、仏教的瞑想法は解説される場合があります。

    この改革に伴い、各支部は、原則として、支部道場ではなく、支部教室と呼ばれるようになりました。
    また、ひかりの輪には、仏教が言う出家者と在家者の区別はなく、あるのは、団体の活動に専従する専従会員(略称はスタッフ)と、団体の教室に通う一般会員(略称は会員)です。

    ●他の宗教やその聖地の紹介に関して

    なお、他者の思想・哲学・宗教・文化の一部で、有益な話しがあれば、それを紹介することはありますが、これは団体として、それを信仰・崇拝するものではありません。

    また、団体が行う聖地巡りなどの中では、神社仏閣等を訪れますが、それは、その土地の宗教・文化を尊重しつつも、その宗教・神仏・聖人・仏像・法具・神具などを信仰・絶対視するものではありません。また、団体が特定の場所を聖地として認定し、他と区別する意図もありません。

    ●象徴物という概念

    ひかりの輪は、哲学教室として、特定の信仰・崇拝の対象をもちませんから、特定の仏像・仏具・法具・神具といったものを信仰・絶対視もしません。

    そうした中で、日本の仏教・神道の文化の中には、霊験あらたかな仏像・霊像などと紹介される仏像などもあり、それを紹介することはあります。

    しかし、それは、見る人の中の神聖な意識を引き出す手段=象徴・シンボルと解釈しており、神格化・絶対視・信仰の対象とするものではありません。また、そうした象徴というものは、当然のことですが、人によって違ってよく、またまったくなくても
    構わないと考えています。よって、何かの象徴物を義務付けることもありません。

    ●読経瞑想の名称の変更

    その中で、仏教の思想哲学・瞑想法の紹介もあります。その中で、以前、三仏の法則・三仏心経と呼ばれていた仏教的な瞑想は、三仏を含め特定の神仏を信仰・崇拝しないという意味から、名称が変わり三悟の法則・三悟心経に変更されています。
    その他の読経瞑想も名称が変更となりました(三仏輪経→三悟智経、三乗輪経→三縁起経、三性輪経→三性理経など)。

    ●神・神仏の存在に関して

    また、神、神仏といった言葉を用いる時がありますが、その存在を絶対視しません。神・神仏の存在は肯定も否定もできないというスタンスです。人は、神仏の存在のようなものを感じることはあるが、知ることはできないと考えます。

    ただし、人は自分一人の力で生きていくことができると考えるのは、逆に真実に反し、傲慢な考え方だと思いますので、自分の生命や活動を支える他者・万物を神仏と見なして感謝・尊重し、今後ともその支えを願うといった謙虚な考え方は大切だと考え、これについて語ることがあります。

    ●スピリチュアルな体験について

    また、聖地めぐりやヨガ・気功・瞑想などでは、不思議な体験、神秘的な体験、霊的な体験・霊性(スピリチュアリティ)などと呼ばれる体験をすることがあり、それが語られることがりますが、それらの体験を過大評価・神格化することを避けています。

    そのような体験は、心理学で言うシンクロニシティ現象とも解釈できるものもあるとは思いますが、不思議なものは不思議なものとして、鼻から錯覚と決めつけ否定もせず、過大評価・神格化もせず、という考え方で、バランスを取って解釈・表現するものです。

    ●ヒーリングとその意味合い

    なお、ひかりの輪では、各種のヒーリングがあります。例えば、仏教の法具や音叉など、心が静まる音(聖音)によるヒーリング、体が温まる成分を含んだお湯による入浴ヒーリング、読経瞑想によるヒーリング、認知療法などの心理療法的なヒーリング・カウンセリングなどです。
    しかし、これらは、決して、神・神霊・その他神格化された何かによる効能があると主張するものでもなければ、それを施す者(ヒーラー側)を神格化・絶対化するものでもありません。

    ●密教の扱いに関して

    団体は、かなり以前は、密教系の思想の学習や実践は行なっていましたが、ここ数年は、実質的にほとんど行なわなくなり、今回の改革後は、正式にとりやめました。

    同様にいわゆる密教の瞑想・儀式・儀礼・勧請・イニシエーション・エンパワーメントといったものも一切採用していません。また、密教を仏教の最高峰として、小乗・大乗・密教という三乗の考え方も採用していません。むしろ大乗仏教の一部としています。

    ただし、密教に限らず、ヨガ・仙道・中国医学に共通した思想として、体の中を流れる目に見えないエネルギーとその通り道や交点という思想は採用しています。具体的には、道教・仙道・気功・中国医学が説く気・気道・経絡・経穴、ヨーガのプラーナ・ナーディ・チャクラ、チベット仏教の管・風・心滴などの概念です。密教独自の話ではないと位置付け、講話で言及することがあります。

    真言(マントラ)も、密教独自の修行と誤解されがちですが、実際には大乗経典やヒンズー・ヨーガの修行法でもあります。しかし、今現在のひかりの輪では、団体の仏教学習では事実上、行っていません(三宝真言という仏教でもっと基本的なものだけは規定上は認めています)。

    また、国内外の密教系の宗派(日本の天台宗・真言宗・チベット密教など)の話題が出る場合もありますが、それを信仰・採用しているという意味ではありません。単純に、大乗仏教の一部として紹介しているに過ぎません。同様に、密教の経典と分類される世界観の一部を大乗仏教の思想の一部として紹介することもありますが、それも同様に信仰対象ではなく、紹介に過ぎません。

    なお、団体は、密教でよく用いられる、美しい音を出す仏教法具などをヒーリングに用いていますが、他の皆さんも行っているように、あくまでヒーリングツール・瞑想ツールであり、密教信仰を意味するものではありません。 

    ●霊性・霊能に関して

    なお、霊的・霊的な浄化・霊性という言葉を使ったり、霊能者の話題が出る場合がありますが、これは、決して神霊に関係した何かという意味で用いているのではありません。それらの概念・体験を過大評価・神格化・絶対化する意図はなく、そうしたものの問題・危険性を十分に指摘しながら、取り扱っています。
    なお、気の浄化、気の流れの浄化、波動の浄化といった表現を用いることがありますが、同様にそうした概念・体験を過大評価・神格化するものではありません。

    ●輪廻転生の存在に関して

    また、講話の中で、輪廻転生に関する話が出てきますが、ひかりの輪自体は、輪廻転生や生まれ変わりは、否定も肯定もしない立場です。
    その中で、仏教や他の宗教の思想として、それを紹介する場合があります。

    ●ひかりの輪の学習・実践(修行)に関して

    なお、心を安定させ、豊かにして、悟りに近づくために、ひかりの輪が提唱する4つの学習・実践として、思想の学習、言動の改善、行法と瞑想、環境の改善があります。これは、改革前には、教学・功徳・行法・聖地といった仏教的な用語で表現されていた場合があります。
    いずれにせよ、これらの学習・実践は、何かを信仰・崇拝する必要はないものです。

     

     

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