仏教講義
上祐史浩の著した特別教本と、それを解説した講話などの仏教講義をご紹介しています。

【仏教講義】の新着情報

2011/10/20
2011年 夏期セミナー特別教本『輪の思想と新しい宗教の信仰のあり方』
2011/08/18
2011年 GWセミナー特別教本『ひかりの輪と日本と「輪の思想」』
2011/03/10
2010年~11年 年末年始セミナー特別教本『中道の教え、卑屈と怒りの超越――21世紀の新しい信仰のあり方』
2011/03/10
2010年夏期セミナー特別教本『三仏の一元法則、菩提心と六波羅蜜――21世紀の宗教の革新』
2010/12/31
2008年 夏期お盆セミナー瞑想テキスト
2010/12/31
2009年 ひかりの輪 GWセミナー特別教本 内観、唯識、縁起のエッセンス
2010/12/31
2009年~2010年 年末年始セミナー教本 現代人のための一元の法則
2010/12/31
2010年 ひかりの輪 GWセミナー特別教本 一元の法則とその悟りの道程
2008/03/03
伝統的な仏教講義2 (7)智慧と慈悲、そして無常とカルマの法則
2008/03/03
伝統的な仏教講義2 (6)カルマの法則を真に理解するために
2008/03/01
伝統的な仏教講義2 (5)エゴの喜びの裏にある苦しみ
2008/03/01
伝統的な仏教講義2 (4)人が悪業をなしてしまう理由
2008/02/29
伝統的な仏教講義2 (3)カルマの法則は利他のためのもの
2008/02/29
伝統的な仏教講義2 (2)「すべては心の現れ」という教えとの関係
2008/02/28
伝統的な仏教講義2 (1)カルマと因果の法則
2008/02/23
基本仏教講義1 (3)精神の死と再生=菩薩の道
2008/02/23
基本仏教講義1 (2)生と死は不可分
2008/02/23
基本仏教講義1 (1)死と無常の瞑想

このコーナーについて

  • 上祐史浩の特別教本と講話など、仏教講義をご紹介 (2008年02月21日)

    このコーナーでは、上祐史浩の著した特別教本と、それを解説した講話など の仏教講義をご紹介しています。

    ひかりの輪では、年末年始、GW、お盆などの連休ごとに行うセミナーごとに、毎回のテーマに沿った教本を作成し、学習していますが、その特別教本をこのコーナーで公開しています。

    これらの仏教講義は、自分と他者の比較をして優劣をつける習慣が強い現代の競争社会にあって、幸福な心で生きていくために役立てていただけるのではないかと思います。

    じっくりとお読みいただき、智慧、勇気、愛を培っていただければ幸いです。

【動画あり】21世紀のための仏教講義

  • 2010年 夏期セミナー特別教本『三仏の一元法則、菩提心と六波羅蜜――21世紀の宗教の革新』 (2011年03月10日)

    2010年夏に行われた夏期セミナーの特別教本です。

    テーマは、『三仏の一元法則、菩提心と六波羅蜜--21世紀の宗教の革新』です。

    セミナーでは、各章ごとに、全6回の上祐史浩による教本解説の講義が行われ、すべてUstreamでネット生中継されましたので、動画をご覧いただきながら、教本を読み進めていただくことができます。

    ◎動画の内容(全6回)

    第1回講話 『釈迦牟尼の教え--苦楽表裏について』
    第2回講話 『観音様の教え--すべての人を愛すること』
    第3回講話 『弥勒菩薩の教え--自分と他人の区別を超え幸福になる
    第4回講話 『真の利他心・菩提心とは』
    第5回講話 『大乗仏教の幸福への智恵--六つの完成』
    第6回講話 『21世紀の宗教の革新、3つのポイント』

     

     >>動画はこちらでご覧いただけます。

     

     

    2010年夏季セミナー特別教本

    『三仏の一元法則、菩提心と六波羅蜜--21世紀の宗教の革新』

     

       

       第一章 一元法則の理解を深める

      ここでは、従来から説かれている「三仏の一元法則」の理解をさらに深めることにする。なお、これまで説かれてきた一元法則の基礎は、特に『ひかりの輪 2010年ゴールデンウィークセミナー特別教本 一元の法則とその悟りの道程、金剛薩?の内省修行』にまとめられているから、ぜひ読んでいただきたい。ただし、本稿は、それを読んでいない人も、一定の理解ができるようには説明している。

     
  • 2010年~11年 年末年始セミナー特別教本『中道の教え、卑屈と怒りの超越――21世紀の新しい信仰のあり方』 (2011年03月10日)

    2010年~11年の年末年始にかけて行われた、年末年始セミナーの特別教本です。

    テーマは、『中道の教え、卑屈と怒りの超越--21世紀の新しい信仰のあり方』 です。

    セミナーでは、各章ごとに、全7回の上祐史浩による教本解説の講義が行われ、すべてUstreamでネット生中継されましたので、録画された動画をご覧いただきながら、教本を読み進めていただくことができます。

     

    ◎動画の内容(全7回)

    第1回 『釈迦牟尼の教え1--中道の教えによる幸福な人生』
    第2回 『釈迦牟尼の教え2--中道の教えによる幸福な人生』
    第3回 『卑屈・妬みを超える慈悲・四無量心の教え』
    第4回 『怒り・憎しみを超え、自己反省と利他に生きる教え』
    第5回 『自我執着を超える縁起・無我の教え・瞑想』
    第6回 『宗教を学ぶ姿勢1--21世紀の新しい宗教・思想の創造』
    第7回 『宗教を学ぶ姿勢2-21世紀の新しい宗教・思想の創造』

     

      >>動画はこちらでご覧いただけます。

     

    2010年~11年年末年始セミナー特別教本

    『中道の教え、卑屈と怒りの超越--21世紀の新しい信仰のあり方』

     

     第一章 中道の教えによる幸福な人生

     


    1 釈迦牟尼の中道の教え--苦にも楽にも偏らない幸福

    仏教開祖の釈迦牟尼は、「中道」と呼ばれる教えを説きました。中道とは、自分の心身を痛めつけ過ぎるような苦行にも、快楽を追求する道にも、どちらにも片寄らない修行の道のことです。なお、苦行主義は右道と呼ばれ、快楽主義は左道と呼ばれ、この中道は不苦不楽の道ともいわれます。

  • 2011年 GWセミナー特別教本『ひかりの輪と日本と「輪の思想」』 (2011年08月18日)

    2011年春に行われたGWセミナーの特別教本です。テーマは、『ひかりの輪と日本と「輪の思想」』です。

    セミナーでは、各章ごとに、全7回の上祐史浩による教本解説の講義が行われ、すべてUstreamでネット生中継されましたので、動画をご覧いただきながら、教本を読み進めていただくことができます。

     

    ◎動画の内容(全7回)

    第1回 『輪の思想について』
    第2回 『第1章 ひかりの輪「輪の法則」とはの解説』
    第3回 『日本の「輪の思想」とひかりの輪』

     >>動画はこちらでご覧いただけます。


    第4回 『第4章 競争社会を輪と和の精神で生きる、真の大和魂・和魂洋才』
    第5回 『第5章 太古から続く輪の思想の系統とひかりの輪』

     >>動画はこちらでご覧いただけます。

     
    第6回 『第6章ひかりの輪と日本とのシンクロニシティ、第7章ひかりの輪のホー  リーシンボル(神聖な象徴物)』
    第7回 『第8章 正しい神仏への祈願、聖徳太子・ 如意輪観音を象徴として』

     >>動画はこちらでご覧いただけます。

     

     

     2011年GWセミナー特別教本 『ひかりの輪と日本と「輪の思想」』


    第一章 ひかりの輪の「輪の法則」とは


      1 「ひかりの輪」とは何か

      ひかりの輪とは、「輪の教え」ないしは「一元法則」と呼ばれる思想に基づ   いた団体である。輪の教え(一元法則)とは、簡単にいえば、万物が輪のように繋がっていて、一体であると見る思想である。
    そして、ひかりの輪は、その思想によって、個々人をさまざまな苦しみから解放し、人と人、および、人と大自然の調和を促進し、理想の未来社会へ向かうことを目的としている。一言でいえば、輪の教えによる調和を広める団体である。

     

  • 2011年 夏期セミナー特別教本『輪の思想と新しい宗教の信仰のあり方』 (2011年10月20日)

    2011年夏に行われた夏期セミナーの特別教本です。

    セミナーでは、各章ごとに、全7回の上祐史浩による教本解説の講義が行われ、すべてUstreamでネット生中継されましたので、動画をご覧いただきながら、教本を読み進めていただくことができます。


    ◎動画の内容(全7回)

    第1回 『輪の思想とその歴史』
               『上祐代表・ひかりの輪の聖地巡礼の体験 』

    第2回 『21世紀のための新しい宗教の信仰のあり方』
               『自分の中の神=仏性・神性とは 』

    第3回 『仏陀の智慧による新しい幸福の発見法』
               『未来に争い求める幸福と、今に気づき与える幸福 』

    第4回 『釈迦牟尼の智恵から学ぶ真の幸福の道』
               『観音菩薩の教えから学ぶ幸福の道』

    第5回 『日本人の精神性・宗教性の素晴らしさ』
               『正しい願望をかなえる如意宝珠の教え』

    第6回 『仏陀の智恵で説く、今後の日本のあり方・ヴィジョン』
               『幸福をもたらす功徳とカルマの教え』

    第7回 『詳説:聖地とは何か?』

     

    >>動画は、こちらでご覧になれます。

     

     

    2011年 夏期セミナー特別教本『輪の思想と新しい宗教の信仰のあり方』 

    第一章 輪の思想の歴史と輪の法則の概説

     
        ここでは、これまでも解説してきた輪の思想(一元思想)とその歴史、及び、それに基づいて、ひかりの輪が説いている各種の輪の法則(一元の法則)についてまとめておく。


    1.輪の思想の発祥と歴史:人類普遍の思想

     (1)縄文時代の輪の思想から聖徳太子まで

      輪の思想とは、文字通り、万物が輪のように一体であるという意味である。

21世紀のための仏教講義

  • 2010年 GWセミナー特別教本 一元の法則とその悟りの道程 (2010年12月31日)

     第一章 一元の法則の集大成

    この章では、これまでにひかりの輪で説かれてきた一元の法則を包括的に解説する。その前に述べておくと、下記のさまざまな一元の法則は、それぞれが別々のものではなく、本質的には一体である。
    これは、さまざまな名前のついた神仏がいても、それらは本質的には一体であるのと同様であり、一つの真実の多様な側面にすぎない。しかし、煩悩を止滅し、一元の意識に至るためには、数多くの角度から分析することが望ましい。

     


    1 一元の法則の主旨

    仏教などが説く一元の法則の中核は、人の煩悩と苦しみは、この世の万物が実際には一体であるにもかかわらず、人の意識・思考の中では、それをさまざまなものに区別して比較し、その区別されたそれぞれのものに、固定した実体があると錯覚することにあるというものである。
    しかし、皆さんの日常の思考においては、このように表現されても、相当にわかりにくいであろうから、これをより具体的なさまざまな表現で示したものが、ひかりの輪の一元の法則である。

  • 2009年~2010年 年末年始セミナー教本 現代人のための一元の法則 (2010年12月31日)




    2009年~2010年にかけて行われた、年末年始セミナーで使用された特別教本です。
    一元の法則が、現代人が日常の生活にも活用できるように、 わかりやすく解説されています。

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    現代人のための一元の法則

     



    第1章 一元の世界観──森羅万象は神仏の現れ

    ひかりの輪が説く、心の解放は、一元の思想・世界観に基づいている。そして、その世界観の中で、最も重要な教えの一つが、

    「この世の森羅万象、すべての事物が、神仏の現れである」

    というものである。ひかりの輪では、これを理解することが、究極の悟りであると考えている。よって、この世界観について、詳しく説明しよう。

  • 2009年 GWセミナー特別教本 内観、唯識、縁起のエッセンス (2010年12月31日)




    2009年のGWセミナーで使用された特別教本です。
    内観と仏教修行についてや、現代社会の親子関係の問題など、感謝と恩返しの思想が説かれてい ます。



     
     



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    2009年 ひかりの輪
    GWセミナー特別教本
    内観、唯識、縁起のエッセンス

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    1 ひかりの輪の内観:仏教と融合した新しい内観修行の思想
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    (1)仏教と内観の一致点


    1.自分が多くの人に支えられていることや、多くの幸福を与えられていることを認識し、感謝すること

      仏教の教義と内観が一致するところは、日頃認識することが少ないが、実際には、自分が、肉親・友人知人をはじめとして、多くの人々に支えられて生きていること、多くの幸福をすでに与えられていることを理解することである。これは、仏教の教義においては、縁起の法、唯識の依他起性(えたきしょう)の教義に関係する。

    現代社会に生きると、恒常的に欲求不満を作り出す構造を持つ資本主義社会の中で、「もっともっと」と求める(=貪る)心が強くなりがちで、すでに与えられているものの大きさを認識し、それに感謝することが非常に乏しい。こうして、感謝・満足よりも、貪り・不満が強くなってしまうのである。

  • 2008年 夏期お盆セミナー瞑想テキスト (2010年12月31日)

     第1章 縁起の法

     

    1 縁起の法の定義

    「縁起(えんぎ)の法」は、仏陀の悟りの本質といわれ、釈迦牟尼は、「縁起を見る者は法を見る、法を見る者は私(仏陀)を見る」と語ったとされる。

    同時に、釈迦牟尼は、「この法は自分独自の法ではなく、普遍的な真理である」と考えていたようであり、「この甚深なる法は 私が作ったものでもなければ、他人が作ったものでもなく、如来が世に出ても出なくても、それに関係なく、法として定まっている」と語ったとされる。

  • 仏教講義Ⅰ 第1章 縁起の法  (2011年01月01日)

    第1章 縁起の法

    1 縁起の法の定義

    「縁起(えんぎ)の法」は、釈迦牟尼の悟りの本質といわれる。

    「縁起」のサンスクリット原語は、「プラティーティヤ・サムトパーダ」であるが、これを解釈すると、「一切のものは種々の因(原因・直接原因)や縁(条件・間接原因)によって生じる」という考えを表す。

    よって、縁起の法は、「すべての事物は、そのもの自体で独立して存在しているのではなく、他を原因・条件として(他に依存して、他との関係に基づいて)、生起している」と説くものである。

    なお、ここで「因」と「縁」という言葉が出てきたが、「縁起」は「因縁生起」の略である、とする文献もある。

(参考)伝統的な仏教講義1 死と無常

  • (1)死と無常の瞑想 (2008年02月23日)

     今日から、仏教の重要な教えについて、チベット仏教の経典などをベースにして、皆さんに講義したいと思います。

    まず、最初のテーマは、「死と無常」。
    次は、「カルマと因果の法則」となります。

    では、死と無常についてお話しします。
  • (2)生と死は不可分 (2008年02月23日)

    ◎生と死は不可分、生きることとは、死を招き寄せること

    ここでは、死は避けられない、という点について、念入りに検討したいと思います。
    皆さんはもう「人は必ず死ぬ」という事実は受け入れている、と思いますが、実際には、それをできるだけ見ないようにしているのが、人間によくありがちな心の働きだと思います。ですから、死は避けられない、という事実は、何重にも、固めておく必要があるのです。

  • (3)精神の死と再生=菩薩の道 (2008年02月23日)

    ◎死の裏には生がある、死と再生の循環

    では、次のポイントについてお話ししたいと思います。

    それは、死というものが必ず来るとしたら、死をどういうふうに考えるべきか、という問題です。生きる限り、必ず死ななければなりません。

    そこで、「私はどうせ死ななければならない」と悲観的に考えるだけなら、絶望するばかりで、めいってしまいます。しかし、仏教の教えとは、そうではありません。

(参考)伝統的な仏教講義2 カルマの法則

  • (1)カルマと因果の法則 (2008年02月28日)

    さて、次に、仏教教義の中核である、「カルマの法則」、「因果の法則」について考えてみましょう。

    これは、私たちの日常生活でも、「因果応報」「自業自得」などという言葉となって、よく知られているものです。

     

  • (2)「すべては心の現れ」という教えとの関係 (2008年02月29日)

    ◎カルマの法則と、「すべては心の現れ」という教えの関係

    仏教では、「すべては心の現れ」という教えがよく説かれます。特に、唯識派においては、この世界の全ては、阿羅耶識と言われる人の深層心理が現れ出たものだとされます。

    では、次に、この教えと、カルマの法則との関係について考えてみましょう。

  • (3)カルマの法則は利他のためのもの (2008年02月29日)

    ◎類は友を呼ぶ--カルマの法則と一致する私たちの経験則

    ここでまず、私たちがよく知る、「類は友を呼ぶ」という古くからのことわざを考えてみましょう。これは、私たちの日常の経験則によって生まれた言葉ですが「似たような人が集う」「似たような人が同じ集団に入る」ということですから、これはカルマの法則とまったく同じことを示しています。

  • (4)人が悪業をなしてしまう理由 (2008年03月01日)

    ◎自分のエゴの喜びの裏には、他の苦しみがある

    ここまで理解したら、次のポイントになります。まず、なぜ、人々が、悪業をなしてしまうかについて考えてみましょう。

    それは、悪業が本当に苦しみをもたらすことが、理解できていないからです。そして、これを、より正確に言えば、悪業をなす際に、一時的にではあっても、喜びを感じるからです。これは、煩悩的な喜び、エゴの喜び、と言うことが出来ます。

    よって、仏教では、煩悩的な喜び、エゴの喜びは、その楽の裏には、苦があると説いています。それが、一時的な喜びをもたらしても、悪業になるが故に、苦しみをもたらすからです。これを「苦楽表裏の法則」とも言います。

  • (5)エゴの喜びの裏にある苦しみ (2008年03月01日)

    ◎エゴの喜びの裏にある苦しみについて

    では、エゴ・煩悩の喜びを満たすことが、どのように苦しみの原因を作るかについて、もっと詳しく検討しましょう。

    これまでにお話ししたことだけでなく、さまざまな視点から総合的に観察してみましょう。なお、この点は、仏教講義の第二回で、より詳しく取り上げていますので、今回は、全体をざっと流してみます。

    まず、エゴを満たして喜んだとき、人の心には厄介な問題が起こります。それは、エゴが喜んだことが忘れられず、一度満たしただけでは満足できずに、もっともっとエゴを満たしたくなるという気持ちが生じる、衝動が生じるということです。すなわち、エゴ・欲望には際限がないという問題があります。

  • (6)カルマの法則を真に理解するために (2008年03月03日)

    ◎カルマの法則を真に理解するために

    さて、こういった「カルマの法則」「無常の法則」「苦楽表裏の法則」を完全に理解したならば、その人は完全に悟ってしまうわけですから、あなたが、これらの法則をすぐに完全に理解できなくても、決して焦る必要はありません。

    その代わりに、こういった経典を繰り返し読んだり、さらに詳しくカルマの法則について考えてみて、なしたことが返ってくることや、喜びの裏に苦しみがあるということを焦らずたゆまず考えることが必要です。

    先ほど「類は友を呼ぶ」と言いました。これは、確かに仏教的な法則よりも、日本人一般に経験的に受け入れられている可能性が高いものだと思います。

    しかし「類は友を呼ぶ」という考え方自体も、本当に百パーセントそうだと感じているかというと、そうではないでしょう。自分が悪いことをしたら、悪い者と縁ができて悪いことをされると実感することは、完全には難しいでしょう。

     

  • (7)智慧と慈悲、そして無常とカルマの法則 (2008年03月03日)

    ◎無常の法則とカルマの法則を一つで考える

    最後に、「無常の法則とカルマの法則というのは一体である」ということをお話ししましょう。先ほど「一切は無常である」ということを学びました。人は必ず死に、生は無常であり、この世の一切は無常であると。

    さらに、カルマの法則に基づいて「生と死はセットである」と言いました。生を求める中で、他の生命を奪うため、死が返ってくるカルマを作るからだと。こうして「一切は無常である」という法則の背景にも、カルマの法則があります。

    我々の日々の行為が、我々の経験するものを無常にさせている、生きようとして他の生命を奪うことが、我々の生を無常にさせています。こうして、無常の法則とカルマの法則が不二一体になっています。

一般の方のために
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